ストライク (Strike)

オプションのストライクプライス(権利行使価格)とは事前に決められた価格であり、オプションの保有者はこの価格で原資産を買う(コールオプション)/売る(プットオプション)ことができます。オプション契約の作成時にこの価格が取り決められて固定のパラメーターになります。

例:

コールオプション: ストライクプライスが50ドルのコールオプションを保有して、満期時の原資産価格が60ドルになった場合、 オプションの権利を行使して原資産を50ドルで買えば1枚当たり10ドルの利益を得ることができます。原資産価格が50ドルを下回った場合は、市場で直接資産を購入する方が安くつくためオプションの価値は無くなりますが、オプションの行使が意味をなさない場合でも、ストライクプライスでオプションを行使することができます。

プットオプション: ストライクプライスが50ドルのプットオプションを保有して、満期時の原資産価格が40ドルになった場合、オプションの権利を行使して原資産を50ドルで売れば1枚当たり10ドルの利益を得ることができます。原資産価格が50ドルを上回った場合は、市場で直接資産を売却する方が利益が大きくなるため、オプションの価値は無くなります。

上記はストライクプライスと満期時の原資産の市場価格との関係を示す例であり、この関係によってオプションが行使されるか無価値で失効するかが決まります。