利払いの頻度
利払いの頻度とは、債券の存続期間中に債券保有者に利息(クーポン)が支払われる頻度のことを指します。
債券の利払い頻度の決定には、発行者の意向、市場の基準、投資家の需要、債券の構造、満期、金利環境、法規制上の検討事項等々、様々な要因が重なり合っています。
利払い頻度の例:
- 四半期毎
- 年次
- 月次
- 不定期
- 半年毎
- 満期時
- 有効支払日
- 2年毎
- 4ヶ月毎
- 日次
- 28日毎
- 週次
年次
利払い頻度が年次の債券では、年に1回利息が支払われます。債券保有者は、通常毎年同じ日に年単位で利息の支払を受けます。
不定期
利払い頻度が不定期の債券とは、利払いが規則的に行われないものやその頻度が事前に決められていないものを指します。債券の契約書面に利払いに関する特定の条件が示されている場合があり、これによって利息の支払いが不定期に発生するケースもあります。
満期時
「満期時」に利息が支払われる債券は、債券の存続期間中に定期的な利払いを行いません。その代わりに、債券保有者は満期日に元本の全額と発生した利息を受け取ります。このタイプの債券は「ゼロクーポン債」とも呼ばれています。
有効支払日
「有効支払日」にクーポンが支払われる債券は、年間を通じて特定の日に利息が支払われます。債券の契約書面に事前に決定された支払日が示されており、債券保有者はここで指定された日に利息を受け取ります。
日次
利払いの頻度が日次の債券では、毎日利息が支払われます。利払いの頻度のタイプとしてはそれほど一般的ではなく、通常は債券の構造が独自で特殊な場合がこのタイプにあてはまります。