先週のS&P500の動きは、週前半は上昇したものの、8/16に200MAに頭を抑えられ下落に転じました。先週、200MAがポイントになりそうと書きましたが、その通りの結果となりました。
個人的には200MAを超えてからの下落になるのではないかと考えていましたが、ショートカバー中心で上昇ペースが早かったため、そこまで力がなかったのかもしれません。
金曜の出来高が増加、MACDはデッドクロス
出来高を見てみると、一週間を通してあまり多くない状況でした。ヘッジファンドや機関投資家の夏休み等も影響してそうです。
金曜日の出来高は8/11以来の多さとなっており、下落圧力のほうが強いことを示しています。
MACD(ファスト期間8、スロー期間18、シグナル6で設定しています。)はデッドクロスしており、今後下落が続く可能性が高くなっています。
一方で、MACDがデッドクロスしても株価が上昇し続けるダイバージェンスが発生する可能性もあり、買いも売りも判断しにくい相場と感じています。
短期的には4,156ポイントで反発できるか
先週も書いた通り、4,156ポイントは過去のレジスタンス及びサポートがあったラインとなるため、そこで反発できるか今週注目です。
21MAも同じ水準に来ており、短期的にはサポートとして意識されそうです。
ジャクソンホール会議で雰囲気変わるか
今週は8/26にジャクソンホール会議があり、FRB議長のパウエル氏が公演を行う予定となっています。今後の経済見通しに関する講演であるため毎年注目されていますが、
個人的にはジャクソンホール会議が終わり株価がどう反応するかを待ちたいと考えています。
先日公開された7月のFOMC議事要旨が発表され、「ある時点で政策金利の引き上げペースを緩めることが適切」との文言から
市場ではそこまで利上げされないのではと判断するくらい神経質な状況となっているため、
パウエル議長のちょっとした発言でも大きく動く可能性は十分に考慮したほうが良さそうです。