2020年6月米国雇用統計 相場の動き2020年7月2日に発表された6月米国雇用統計を受けての相場の動きを、関連する指標や通貨ペアのチャートと共にまとめました。
<サマリ>
6月の非農業部門雇用者数が前月比で480万人増加、また5月の数値が270万人増に上方修正。
この好結果を受けて、米国株は上昇するも、コロナウイルス拡大を受けて上げ幅は縮小。
<ダウ平均株価と他指標とのチャート関連図>
ダウ平均(US30) ドルインデックス、国債、原油チャートの関連
->最上部チャートを参照
<ドルインデックス>
雇用統計発表後はドル売りが強まる(リスク選好)も、コロナウイルス拡大による懸念(その他中国情勢※香港国家安全維持法etc)でリスク回避のドル買いが強まる展開に。
この日は米国の新型コロナ新規感染者数が5月9日以来の大幅増加を記録。フロリダ州の1日感染者及び入院者数が過去最多の増加と報告。(
<米国債>
雇用統計発表後は下落も、株価下落に伴い上昇
利回りは低下(下記右上チャート参照)
<原油>
6月雇用統計好結果、5月雇用統計上方修正で米景気回復期待で上昇も、株価が下がると連動して下落
<金>
雇用統計の結果を受けて株価が上昇すると、金価格は下落。
しかしコロナ感染再拡大で経済再開ペースが遅れると懸念が出ると反転上昇(リスク回避の動き)
<ドル円、ユーロドル、その他主要通貨のチャート>
◾️ダウ平均(US30)とドル円、ユーロドル、豪ドルチャート
◾️通貨インデックス
雇用統計発表直後はドルも円も売られていて弱い。オセアニア通貨(豪ドル、NZドル)が買われていて強い。
◾️クロス円、NZドルチャート
<関連ニュース>
米国株が続伸、雇用統計好感も第2波懸念で上げ幅縮小
www.bloomberg.co.jp
米雇用統計:6月の非農業部門雇用者数480万人増-予想上回る
www.bloomberg.co.jp
トランプ氏、米雇用統計は経済の「強力な盛り返し」を証明
www.bloomberg.co.jp