三者三様:輸出入価格が予想外に上昇
- 米株価指数は下落に転じる、ナスダックは~0.3%下落
- 商業サービスは出遅れ:公益事業がS&Pセクターの上昇率トップ
- STOXX 600は0.6%下落
- ドル、原油は上昇、ビットコインは横ばい、金は下落
- 米10年債利回りは4.37%で上昇
輸出入物価が予想外に上昇
労働省が金曜日に発表した11月の輸出入物価((link))は、今週3回目のインフレ指標となった。
この3つの指標はいずれも、物価上昇率がこのインフレ・サイクルの中で依然低迷していることを思い起こさせるものだった。
ちなみにこのデータは、米国とそれ以外の国との間で取引される非軍事品の価格を追跡するもので、(、関税は除外されている。)、輸入品 (USIMP=ECI)のコストは予想に反して0.1%上昇した。
コンセンサスでは0.2%減と予想されていた。
輸出物価 (USEXP=ECI)も0.2%下落するとアナリストは予想していたが、前月比では横ばいだった。
(link)、燃料と食品価格は1.3%上昇し、アップサイド・サプライズの原動力となった。食料品と燃料を除いた輸入物価は前月比横ばい、前年同月比2.0%上昇した。
「オックスフォード・エコノミクスのアソシエイト・エコノミスト、グレース・ズウェマー氏は「輸入物価の見通しは、依然として物価上昇が緩やかなものである。「世界的な原油価格が現在の水準にとどまるという見通しに加え、中国の工場で生産者物価のデフレが続いていることが、今後数ヶ月の非燃料価格と輸入物価全体の重荷となるだろう。
このレポートは、為替レートや地政学的な変動といった横風の影響を受けるという点で、他のインフレ指標とは異なる。
「トランプ大統領の選挙勝利に伴うドル高は、ドルの購買力が高まるにつれて、最終的には輸入物価の下落につながるだろう」とツウェマー氏は付け加える。
世界通貨バスケットに対するドルインデックスの対前年輸出入価格を見てみよう:
(スティーブン・カルプ)
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