練行足が不正確な値を表示/何度も再計算されます

練行足のレンガはどの様に計算されますか?

過去バーでは:

TradingViewとデータ提供元では練行足のレンガを最大限の精度で計算する為に必要となる 完全な過去のティックデータを利用できない為、他のトレードプラットフォームと同様に妥協が必要となります。過去データでの練行足レンガの計算は以下のルールに従います:

a) チャートの時間足により練行足のレンガの計算に用いられる最も詳細なレベルが決まります。例えば30分足の練行足チャートを利用する場合、30分足のバーの終値やOHLCで練行足のレンガのボックスサイズが計算されます。時間足が小さい程、計算の精度が上がります。

こちらは同じ練行足のパラメータ(従来方式、3)でそれぞれ異なる時間足(1分足と日足)を利用した場合の2つの練行足チャートの例です。ご覧いただける様に、1分足チャートでは日足チャートよりも詳細なレンガが表示されます:

b) チャートで利用する時間足が小さいほど、利用できる過去データは短くなります。過去の練行足チャートをより長い期間表示する為、現在のチャートの時間足で利用可能な過去データが無くなった場合には、チャートで許可されるレンガの上限数に達するまで、より上位の時間足の情報を利用して練行足のレンガを計算します。

上位の時間足の選択は以下の様に行われます:

練行足チャートの時間足

より過去の計算に利用される上位の時間足

< 1

60

< 60

240

< 240

1D

計算に用いられる上位と下位の時間足の境界は静的ではありません。時間が経つにつれて未来にシフトされ、レンガが再計算される可能性があります。

c) 練行足のヒゲは、価格変動が新しいレンガを作成するほどは大きくない場合に、練行足のレンガを超えたレベルの価格変動を表します。練行足の計算にはチャートの時間足のバーの終値またはOHLCのみが用いられる為、そうした価格変動は通常破棄される事を思い出してください。練行足のヒゲはこうした破棄された情報を表しています。

リアルタイムバーでは:

リアルタイムバーの間、更新される価格情報を使用して予測バーが形成されます。予測バーはそのチャートの時間足のバーがクローズした時のみ「実際に」確定した練行足のレンガとなります。その為確定するまでは再計算される可能性があります。

練行足チャートでのバックテスト:

練行足のレンガの価格は本質的に合成されたものであり、通常のバーとは異なりいかなる特定日時の市場価格を反映するものではない点にご注意ください。練行足のレンガは、裁量トレードでは価格変化について有用な解釈をもたらす可能性がありますが、注文が特定日時の実際の市場価格で約定されなければならないバックテストで用いる事は推奨されません。練行足チャートの価格で約定されたバックテストの注文は必然的に不正確となります。この点の詳細はこちらをご確認ください。