プライスオシレーター% (PPO)
プライスオシレーター% (PPO)は、2本の移動平均線の差から勢いを測定するインジケーターで、MACDに似ています。PPOは3つの要素で構成されています: メインオシレーター、平滑化シグナルライン、そしてこれら2つの差を表すヒストグラム。
MACDが2本の移動平均線の差を価格の絶対値で測定するのに対し、PPOは2本の移動平均線の差を長期移動平均線に対するパーセンテージとして表します。そのため、PPOは価格変動の実際のスケールに左右されにくく、過去の期間や異なる銘柄間で勢いを比較する際に、より一貫性のある分析を可能にします。
トレーダーはPPOをMACDと同様の目的で使用することが多く、短期的な勢いの分析、平均回帰やトレンドの特定、そしてダイバージェンスや他のパターン検出などに活用します。

計算
PPOの計算式はMACDとよく似ています。唯一の違いは、PPOがその期間を通してより一貫したスケールになるよう、長期移動平均線と短期移動平均線の間隔をパーセンテージで算出する点です。計算式は以下の通りです:
PPO = (短期MA − 長期MA) / 長期MA × 100シグナル = PPOの移動平均線ヒストグラム = PPO − シグナル各意味:
- 短期MAは、最も短い期間の移動平均線
- 長期MAは、最も長い期間の移動平均線
インジケーターは、PPO値とシグナル値をラインで、ヒストグラム値を色分けされた棒グラフで表示します。また、正と負の値を分けるゼロラインを表示します。
一般的に、このインジケーターはMACDと同じような解釈ができます:
- PPOが0を上回る場合、短期MAが長期MAを上回っていることを示し、平均的に上昇の勢いがある可能性、もしくは上昇トレンドの可能性を示します。PPOが0を下回る場合はその反対を示します。
- ヒストグラムが0を上回る、またはPPOがシグナルラインを上抜ける場合、上昇の勢いが強まっている可能性、もしくは下降の勢いが弱まっている可能性を示します。ヒストグラムが0を下回る、またはPPOがシグナルラインを下抜ける場合はその反対を示します。
- PPOと値動きのダイバージェンスは、トレンドの転換点や変化を見極める手がかりとなる場合があります。例えば、価格が上昇している中でPPOの高値が切り下がっている場合は、上昇トレンドの勢いが弱まっている可能性を示します。反対に、価格が下降している中でPPOの安値が切り上がっている場合は、下降トレンドの勢いが弱まっている可能性を示します。
- PPOとヒストグラムのダイバージェンスは、短期的な勢いの変化を示すことがあります。例えば、PPOが上昇している中でヒストグラムが下降している場合は、上昇の勢いが弱まっている可能性を示します。反対に、PPOが下降している中でヒストグラムが上昇している場合は、下降の勢いが弱まっている可能性を示します。
パラメーター

ソース
オシレーターの計算に使用するデータを指定します。
短期の期間
短期移動平均線の期間を指定します。
長期の期間
長期移動平線の期間を指定します。
シグナルの期間 (Signal length)
PPOの移動平均線(シグナルライン)の期間を指定します。
オシレーターのMAタイプ (Oscillator MA type)
PPOの計算に使用する短期と長期移動平均線のタイプを指定します。「EMA」を選択した場合、2本の指数移動平均線が使用され、「SMA」の場合は単純移動平均線が使用されます。
シグナルのMAタイプ (Signal MA type)
PPOのシグナルラインの計算に使用する移動平均線のタイプを指定します。「EMA」を選択した場合、指数移動平均線が使用され、「SMA」の場合は単純移動平均線が使用されます。
時間足
インジケーターの計算対象となる時間足を設定します。下部にある「時間足の確定を待つ」のチェックボックスは、指定した時間足のバーが確定した時点でのみ結果を表示するかどうかを制御します。詳細はマルチタイムフレーム分析の活用の記事をご覧ください。