ギャン・スクエア
動作
ギャン・スクエアは、ギャン・ファンやギャン・ボックスとともにW.D.ギャンによって作成された、最もよく知られているテクニカル分析ツールの一つです。時間と価格の対称性に基づく彼のトレーディングテクニックの基礎と考えられています。ギャン・スクエアは高度なツールであり、ギャン理論に関する基礎知識やチャートに対するある程度の経験が必要とされます。市場の時間と価格が正方形の関係を保つために、チャートを適切に縮尺する必要がある事にご注意ください。ギャン・スクエアは、ギャンホイールを価格と時間のパターンの基礎として使用しています。ギャン・スクエアはさまざまな方法で使用できます。
1つの方法は、以前の主要なピボットポイント (通常は直近の連続した5波動の終わり) から開始し、1x1ラインが現在の市場サポートエリアにうまく当てはまるように描画する方法です。もう1つの方法は、過去最安値または過去最高値から数えて、重要なサポートとレジスタンスレベルを予測可能な幾何学的位置関係を強調する方法です。
ギャンの描画ツールを扱う際は、価格の単位が時間の単位に対応するように、適切なスケール比率を使用することが重要です。
未知の市場の規模を見定めるうえで最も簡単な方法は、重要な点 (天井同士、底同士) の間にある差を取ることです。そこで得られた値を、市場が天井から再び天井へ、あるいは底から再び底へと到達するのにかかった時間で割る必要があります。
スタイル
設定パネルの「スタイル」タブでは、ギャン・スクエアの外観と構成を変更することができます:
レベル、ファン、アーク
左側のチェックボックスでギャン・スクエアに追加されたラインの表示/非表示を切り替える事ができます。その右にある設定でラインの色、不透明度、太さを変更できます。
同色を利用
このドロップダウンメニューを使用すると、ギャン・スクエアのラインと背景を選択した1色だけで描画できます。
背景
チェックボックスでギャン・スクエアの背景の表示/非表示を切り替えます。また、横のスライダーを使用して背景の不透明度を調整します。
反転
反転のチェックボックスによって主要点の描画の向きを回転させます (対角に反映されます) 。
プライス/バー比率
ギャン・スクエアのアンカーポイントを動かした際に、その比率を維持することができます。アンカーポイントをクリックして、シフトキーを押しながら動かしてみてください。単にアンカーポイントが移動するだけで、この比率は自動的に維持されます。
範囲と比率
このチェックボックスで四角形の角に表示されるギャン・スクエアの各測定指数 (時間、価格レンジ、および比率) の表示/非表示を切り替えます。右にあるドロップダウンメニューを使用すると、文字の大きさの設定、太字・斜字体への変更が可能です。
座標
設定パネルの「座標」タブでは、ギャン・スクエアの終点について価格スケール (価格) と時間軸 (バー番号) を指定することで正確なポジションを設定する事ができます:
ポイント1
ギャン・スクエアの最初のポイント (#1) の正確な位置を価格とバーの番号で指定できます。
ポイント2
ギャン・スクエアの2つ目のポイント (#2) の正確な位置を価格とバーの番号で指定できます。
可視性
設定パネルの「可視性」タブでは、どの時間足でギャン・スクエアを表示するかを切り替えることができます。
チャートの日中及び日足ベースの特定の時間足でのみ描画が表示されるように設定する事が可能です。どの時間足でも表示/非表示を選択できます。