フィボナッチ・アーク
動作
フィボナッチ・アークはテクニカル分析において、トレンドの反転の方向と速度の見極め、およびサポート/レジスタンスレベルの表示に使用されます。まず最初に、トレンドの高値と安値の間にトレンドラインを引きます。次に円弧を作成し、このトレンドラインの始点と終点の間で、選択した距離のパーセント値に応じてトレンドラインとスピードラインを交差させます。一般的なフィボナッチ比率が使用されますが、TradingViewではユーザーが使用したい比率を手動で選択することが可能です (最大11種類まで) 。
チャートウィンドウのスケールの限界によって、円弧の一部が表示されない場合があります。フィボナッチ・アークによって、サポートとレジスタンスのレベルを表示することが可能です。通常、価格は高い円弧の上方にとどまります。高い円弧に触れた時、一般的に価格は低い円弧まで下落しますが、多くのケースではこれがサポートレベルとなります。価格が高い方の円弧の下方に割り込み、低い方の円弧まで下落し、その後上昇し始めた場合、低い円弧がレジスタンスレベルになります。
スタイル
設定パネルの「スタイル」タブでは、フィボナッチ・アークの外観と構成を変更することができます。必要に応じてこれらのカスタマイズをテンプレートとして保存できます:
トレンドライン
左側のチェックボックスでトレンドラインの表示/非表示を切り替える事ができ、隣にある設定で色、不透明度、太さ、線種を変更できます。
また、円弧内の各ラインの配置にカスタム値を入力する事も可能です。
追加レベル
左側のチェックボックスで各円弧の表示/非表示を切り替えます。また各円弧の色、不透明度、線の太さを変更できます。
レベル
上下左右の値のラベルの表示/非表示を切り替えます。
完全な円
このチェックボックスで既存の円弧にさらに円弧を追加して、単なる円弧ではなく完全な円を描画できます。
背景
フィボナッチ・アークレベル間の背景の塗りつぶしの有無と不透明度を切り替えます。
座標
設定パネルの「座標」タブでは、フィボナッチ・アークの始点の価格スケール (価格) と時間軸 (バー番号) を指定することでフィボナッチ・アークの正確なポジションを設定する事ができ、必要に応じてこれらのカスタマイズをテンプレートとして保存できます:
ポイント1
フィボナッチ・アークの最初のポイント (#1) の正確な位置を価格とバーの番号で指定できます。
ポイント2
フィボナッチ・アークの2つ目のポイント (#2) の正確な位置を価格とバーの番号で指定できます。
可視性
設定パネルの「可視性」タブでは、どの時間足でフィボナッチ・アークを表示するかを切り替えることができます。
チャートの日中及び日足ベースの特定の時間足でのみ描画が表示されるように設定する事が可能です。どの時間足でも表示/非表示を選択でき、必要に応じてこれらのカスタマイズをテンプレートとして保存できます: