マルチチャートモードの分析への活用法

マルチチャートモードとは一つのワークスペースで同時に複数のチャートを見ることができるモードで、スーパーチャートが持つパワフルな機能の一つです。このモードを駆使することによって分析の可能性を最大限に引き出すことができます。この記事では、マルチチャートレイアウトの有効化と管理について説明します。

目次:

マルチチャートの有効化と管理

「レイアウト設定」メニューからこの機能を有効にすることができます。

この機能が優れている点は見たいチャートがいくつあっても、それぞれの動きを見逃さずに簡単に管理できることです。レイアウト内の各チャートにはスクロールやズームの操作ボタンがあります。画面右下の「チャートを最大化」ボタンをクリックするとチャートを最大化できます。また、チャート上でAlt+Enterキーを押す、もしくはAlt+左クリックという操作でもチャートを最大化することができます。

マルチチャートレイアウトではTabキーを押すだけでチャートを切り替えることができます。

チャート間の同期

マルチチャートを選択した場合、最初に表示されていたチャートのインジケーターとストラテジーはここで追加されたチャートすべてに適用されます。チャート設定については設定を行ったチャート自体に紐づいているため、追加されたチャートには引き継がれないことに注意してください。しかし、時間足やシンボルなどの基本的な設定については、レイアウト設定メニューで同期させることができます。

描画についてはこれとは別のワークフローで機能しています。つまり、基本的にはその描画を描いたシンボルに対してのみ適用される仕組みです。同じレイアウト内でシンボルを変更すると描画は消えてしまいます。 

しかし、描画も複数のレイアウト間や一つのレイアウト内で同期させることができます。 画面左側のツールバーから描画の同期オプションを開くと、下図のように2つのアイコンのボタンがあるので、お好みでいずれかを押して同期させます。

この機能をオフにしていると描画が表示されるのはその場かぎりになります。つまり、同じレイアウト内でも、その描画はそれが描かれたチャートのそのシンボルだけに適用されます。

  • 「レイアウト内で同期」を選択すると、そのレイアウト内で新しく作成された同じシンボルのチャートすべてにその描画が表示されます
  • 「グローバルに同期」を選択すると、新規レイアウトを作成した場合も含め、常に同じシンボルのチャートすべてに描画が保存されます

「グローバルに同期」をオフにすると、他のすべてのレイアウトからそのシンボルの描画がすべて削除されます。

たとえば、TSLAのシンボルでチャートに描画を追加したとします。シンボルをNVDAに変えると描画は消えます。TSLAに戻ると描画が再び現れます。

「グローバルに同期」がオンになっている場合、作成した新しいレイアウトでTSLAを選択すると、以前作成したレイアウトのチャートでTSLAに追加した描画がそのまま新しいレイアウトでも保持されます。

それでは、画面左側のツールバーにある「描画の同期オプション」ボタンを使って同期をオンにしてみましょう。

注意!: 描画は、同一シンボルを含むチャート間でのみ同期できます。

また、複数のチャートをそれぞれ異なるグループに追加することで、チャート間の時間足を同期することもできます。これを行うには、表示中のチャートのステータスラインもしくはコンテキストメニューから「シンボル/時間足でチャートを同期」アイコンをクリックすると、そのチャートをお好みのグループに追加できます。

分析に役立つ機能は他にもたくさんあり、チャート間の同期はその1つにすぎません。ヒントやアイデアをさらに知りたい場合には、ぜひ他の記事もご覧ください。スーパーチャートが有する数々の機能についてくわしく知ることができるはずです。マルチチャート分析についてもっと知りたい場合には、以下の投稿をご参照ください: Watch multiple charts at once and build the perfect workspace

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