チャートパターン・ヘッドアンドショルダー

「自動チャートパターン」では予想到達価格が示されますが、この情報を基にした投資行動を個人に推奨しているものではないことを予めご了承ください。本データを投資アドバイスとして捉えないようにお願いいたします。これはあくまでも調査や教育を目的として使用すべきものです。どのような取引においても、look first, then leap(まず調べてから行動)するようにしてください。

ヘッドアンドショルダーは、3つの連続した高値とその中間にある2つの安値で形成される反転パターンです。最初と3番目の高値は肩(ショルダー)と呼ばれています。これらは頭(ヘッド)となる2番目の高値よりも下方にあり、どちらもほぼ同じ水準に位置しています。また中間の安値に沿って引かれるネックラインも重要です。このパターンは、価格が右肩に到達し、その後ネックラインを下回った時にはじめて完成したとみなされます。パターンが完成すると、ヘッドからネックラインまでとほぼ同じ値幅分さらに価格が下落すると予想されます。

このインジケーターは過去600本のバー上からパターンを検索します。パターンは値動きを示す線 (Price Line) とネックライン (Neck Line) で構成されています。ネックラインは中間に位置している安値を通るように引かれ、その始点と終点はそれぞれプライスラインとの交点になっています。最後のポイント7を除いて、各プライスラインの始点と終点は5/5ピボットに位置しています。ポイント7は、直近のプライスラインとネックラインとの交点に位置しています。In Progressのモードでは、すでに形成されたパターンだけでなく、出現しつつあるパターンも探します。このようなパターンでは右肩がピボットにない場合があり、形成中のプライスラインが点線で表示されます。

右肩が形成された後、価格(終値)がネックラインを下回るとパターンが形成されたと判断されます。Targetのラベルが付けられた点線の水平線が表示されますが、これはパターン形成後に到達すると予想される価格水準を示しています。新しいバーが出現すると、この線は右方向へ直近のバーまで延長され、パターンの状態がAwatingから変化するまで続きます。ラベルのツールチップには、価格とパターンの現在のステータスが表示されます。ステータスが変わると、ラベルの色も変化します。全部で以下4つのステータスがあります:

  • Awaiting 価格が予想の水準に到達しておらず、また右肩を上回っていない。
  • Reached 価格が予想の水準に到達した。
  • Failed 価格が予想の水準に到達せずに右肩を上回った。
  • Indefinable パターンの状態を一義的に定義できない。

2つのパターンが交錯している場合は "Awating" のパターンが優先されます。交錯しているパターンのステータスが ”Failed" または "Reached" になっている場合、あるいは両方が "Awating" の場合、最も明確なパターンがチャートに表示されます。"Indefinable" のステータスは、他のステータスのパターンと交錯した際に解除されます。

アラート:

  • New Pattern チャート上にパターンが新しく現れたときにトリガーされます。新しいパターンと見なされるのは、左肩、頭または中間の安値の位置が異なっている場合です。
  • Pattern Formed. 右肩が出現した後、ネックラインより下で確定したバーが現れたときにトリガーされます。

パラメーター:

  • Patterns - 描画するパターンの区別をステータスに応じて定義します。可能な値は「All」、「Awaiting and Reached」、「Only Awaiting」、「Last Awaiting」です。「Last Awaiting」が選択された場合、Awaitingのステータスになっているパターンが一つだけ表示されます。これは他のパターンすべての中で最も右側からスタートしているものになります。
  • Price Targets - 描画するターゲットの区別をパターンのステータスに応じて定義します。可能な値は「All」、「Only Awaiting」、「Awaiting and Reached」、「None」です。
  • Trend Height – 頭(ヘッド)の高さに対して、パターンに先行するトレンドに要求される高さを設定します。頭(ヘッド)の高さは、頭(ヘッド)が位置するピボットの価格とネックラインとの間にある距離として計算されます。パーセント値で表されます。
  • In Progress – まだ完全に形成されていないパターンを探します。