複数の描画オブジェクトを同時に移動させるには?
まず最初に、移動させたいオブジェクトを選択します。これは下記の方法で行うことができます:
- WindowsではCtrlキー、Macでは ⌘キーを押しながら、各オブジェクトを順々に選択します。
- マウスの左ボタンとCtrlキー(Windows)または⌘キー(Mac)を押しながら、オブジェクトを含むチャートエリアを選択します。
オブジェクトが選択されると、それらの移動が可能になります:
- キーボードの矢印キーを使えばオブジェクトの位置を正確に設定することができますが、この方法では時間がかかります。
- 左クリックしてドラッグすれば最速でオブジェクトを移動できますが、チャート上での正確な配置が難しくなります。
- そこで、オブジェクトの設定ダイアログから「再配置」タブを使ってオフセットを指定する方法があります。
「再配置」タブを使って移動させると選択したオブジェクト各点の座標が変化します。これには数学的な操作を利用しますが、価格の値では足し算、引き算、掛け算、割り算、バーインデックスでは足し算、引き算を使用します。
入力項目に「+5」と指定してEnterキーを押すと、全ての描画オブジェクトが価格スケールの5単位分だけ上に移動します。
このとき気をつけなくてはならないのは、各点の座標はどんな場合でも演算規則に従って計算が行われるため、価格の掛け算・割り算を行うとオブジェクトに視覚的な変化が生じることがあるということです。例えば、オブジェクトの点の1つが負の座標、2つ目が正の座標を持っていた場合、掛け算をするとそれぞれ逆方向に移動することになります。
符号なしの数字のみを入力した場合、描画オブジェクトは全て指定した座標の値へと移動します。