今日のレンジ (Day’s range)

「今日のレンジ」とは何ですか?

「今日のレンジ」とは、決められた取引セッションの中で、ある銘柄が記録した最安値と最高値です。一日を通した資産価格の変動幅を表しています。

「今日のレンジ」が重要なのはなぜですか?

ボラティリティの評価: その日のレンジから、取引セッションでの価格のボラティリティの大きさについて見識を得ることができます。レンジが広いということは、それだけボラティリティが高いということであり、大きく値が動いてトレードのチャンスが増える可能性を示しています。

ブレイクアウトとブレイクダウンのポイント: 価格がレジスタンスの水準を上回ったり、サポートの水準を割り込んだときに、ブレイクアウトおよびブレイクダウンが発生します。トレーダーはその日のレンジを監視して、ブレイクアウトやブレイクダウンの可能性のあるポイントを見極めます。ブレイクアウトは強気、ブレイクダウンは弱気を表しています。一方、価格が比較的狭いレンジに長い時間とどまっていれば、その日のレンジでの値固めを意味していることもあります。

取引戦略: 起こり得る損失を予め限定する損切りや、利益を確保するための利益確定の注文設定を行う際に、トレーダーはその日のレンジを利用して適切な水準を決定します。これらの水準は多くの場合、レンジを越えた場所に置かれます。それは価格の上下動を考慮に入れて、市場のノイズに対してバッファーを用意しておくためです。レンジトレードや平均回帰のストラテジーなど、取引戦略の中にはもっぱらその日のレンジを利用するように設計されているものもあります。こうした戦略を用いるトレーダーは、価格が平均へと回帰することを期待して、レンジの下限付近で買って上限付近での売ることを目論んでいます。