NAV乖離率

NAV乖離率とは?
「NAV乖離率」とは、ある上場投資信託(ETF)をめぐる取引がその原資産の総価値に比べて割高(プレミアム)か割安(ディスカウント)かを評価する際に役立つ指標です。なお、基準価額 (NAV) とは負債控除後のETFの1株当たりの資産価値を表すものです。

NAV乖離率の計算式
この計算ではETFの1株当たりの市場価格と1株当たりのNAVを比較して、その差額をNAVに対するパーセンテージで表します。このパーセンテージがプラスの場合は割高(プレミアム)であることが示されるため、そのETFは算出されたNAVより高い価格で取引されていることになります。逆に、マイナスの場合は割安(ディスカウント)であることが示されるので、そのETFがNAVより低い価格で取引されていることになります。

NAV乖離率が重要な理由
「NAV乖離率」とは、そのETFの価値について市場がどのように認識しているかを示すものです。プレミアムの状態であれば、投資家がそのETFに原資産の価値を上回る金額をすすんで払っていることが示されるため、 需要の旺盛さや市場の楽観的なムードが示唆される場合があります。一方、ディスカウントの状態であれば、市場の不透明感や投資家の警戒感から、原資産に対してそのETFが過小評価されていることが示されるケースがあります。NAVに近い価格で取引されているETFは無駄のない価格設定になっている場合がある一方で、プレミアムやディスカウントが大きいとトラッキングの精度に疑問が投げかけられる場合もあります。