総負債増加率 (Total debt growth %)
総負債増加率とは、ある特定の期間で企業の総負債がどれだけ変化したかを割合を使って測定する財務指標です。総負債とは、長期負債と短期負債の双方を含め、その企業が負っている負債の全てを表します。
この指標を計算する際に利用される期間は様々で、次のようなものがあります:
- 前年度比 (Annual YoY) : 直近の2年間で総負債の変化率を比較(例: 2023年と2024年)
- 前年同四半期比 (Quarterly YoY) : 直近四半期(例: 2024年第2四半期)と前年同四半期(例: 2023年第2四半期)で総負債の変化率を比較
- 直近12ヶ月前年比 (TTM YoY) : 直近における過去12ヶ月間(例: 2024年の第2四半期終了時からの過去12ヶ月間)とそこからさらに12ヶ月遡った期間(例: 2023年の第2四半期終了時からの過去12ヶ月間)で総負債の変化率を比較
- 前四半期比 (Quarterly QoQ): 直近の2四半期(例: 2024年第2四半期と2024年第1四半期)で総負債の変化率を比較
総負債増加率は、時間の経過に伴ってその企業の負債の管理や財務的なレバレッジを評価するのに役立ちます。総負債増加率を様々な期間で分析すると、その企業の負債が変化する様子やその全体的なレベルを把握できます。前期と比べて増加率がプラスであれば総負債の増加が、増加率がマイナスであれば総負債の減少が示唆されます。