総資産成長率 (Total assets growth %)
総資産成長率とは、ある特定の期間で総資産がどれだけ変化したかを割合を用いて測定する財務指標です。この指標によって、ある企業の総資産が以前と比較してどの程度増減したかを割合の数値で把握することができます。
この指標を計算する際に利用される期間は様々で、次のようなものがあります:
- 前年度比 (Annual YoY) : 直近の2年間で総資産の変化率を比較(例: 2023年と2022年)
- 前年同四半期比 (Quarterly YoY) : 直近四半期(例: 2024年第2四半期)と前年同四半期(例: 2023年第2四半期)で総資産の変化率を比較
- 直近12ヶ月前年比 (TTM YoY) : 直近における過去12ヶ月間(例: 2024年の第2四半期終了時からの過去12ヶ月間)とそこからさらに12ヶ月遡った期間(例: 2023年の第2四半期終了時からの過去12ヶ月間)で総資産の変化率を比較
- 前四半期比 (Quarterly QoQ) : 直近の2四半期(例: 2024年第2四半期と2024年第1四半期)で総資産の変化率を比較
総資産成長率は、企業の資産の拡大や縮小を長期的な視点から評価するのに役立ちます。様々な期間で総資産成長率を分析することによって、その企業の資産運用戦略やその基盤を成す資産の変化を把握することができます。成長率がプラスであれば前期と比較して総資産の増加が、成長率がマイナスであれば総資産の減少が示唆されます。