暗号資産について全体の時価総額や時価総額比率を示すチャートで急騰/急落が起こるのはなぜですか?

プラットフォーム上では暗号資産の時価総額および時価総額比率を示す指数が "CRYPTOCAP:" というプレフィックスの下にまとめられています。このようなシンボルの詳細については、こちらのソリューションをご確認ください。

これらの指数の構成は、それぞれの暗号資産の時価総額を基準にしたランキングに応じて変化します。ランキングの変動に応じて、計算対象に追加されるコインもあれば、除外されるコインもあります。

このように変動に応じた調整を行うことによってチャートが急騰/急落する場合がありますが、その原因は以下のとおりです:

  • 時価総額上位の銘柄の構成に変化があった場合: たとえば、あるコインが上位125位にランクインすると "TOTAL" やそれに関連するシンボルの計算対象になりますが、ランクから外れると計算から除外されます。その結果、全体の時価総額が変化することになるので、時価総額の集計にも直接影響します。
  • その銘柄が属するカテゴリーに変更が生じた場合  ( "TOTALDEFI"、"TOTALDEFI.D" および特定のカテゴリーに基づいて計算されたシンボルについてのみ ) : ある銘柄が特定のカテゴリーに追加された場合や、そのカテゴリーに該当しなくなった場合にもシンボルの計算に影響が及ぶので、その結果がチャート上に反映されることになります。

時価総額の大きいコインがシンボルの構成要素として追加/除外されると、顕著な急騰/急落が発生することがあります。このように大きな急騰/急落が発生した場合も、時間が経過した段階では手動で平滑化されます。

チャート上で急騰/急落が見られた時にその変化を正確に解釈するためにも、データ分析の際に以上の要因を考慮に入れておく必要があります。