シンボルタイプ

スクリーナーで取り扱うシンボルには様々なタイプがあります。各スクリーナーでこの「シンボルタイプ」のフィルターについて詳しく見ていきましょう:

株式スクリーナー

このフィルターを使用することによって、株式スクリーナーで自分の分析に必要なシンボルタイプだけを選り分けることができます。

以下のタイプがあります:


  • 普通株 - その企業の所有権を有していることを示し、またその株主に議決権を与えるものです。配当金や資本の価値が増すことによって利益が得られる可能性があります。普通株主は優先株主よりも多くのリスクを負っていますが、通常、企業に対する支配力は優先株主よりも強くなっています。
  • 優先株 - 株式と債券の両方の特徴を併せ持つ株式の一種です。一般的には議決権がない優先株式と企業の利害に関与できる優先株式の2種類に分類されます。前者には固定配当が支払われ、配当や清算において普通株式よりも優先されます。後者は普通株式と同様に取引され、企業の所有権が提供されています。通常、これらの証券は流動性が高く、普通株式にはない優先権が付与されています。ブラジルやカナダ、多くの欧州市場(ドイツやイタリアなど)ではかなり一般的に発行されています。
  • 預託証券 - 外国の取引所で直接取引せずとも外国企業の株式の所有が可能になる証書で、譲渡可能な証書です。各預託証券の単位数は、その企業ごとの特定の株式数に対応しています。 

CEXスクリーナー

このフィルターを使用することによって、CEXスクリーナーで自分の分析に必要なシンボルタイプだけを選り分けることができます。

以下のタイプがあります:


  • スポット - 2つの通貨の価格間の比率を表す取引ペアで、広くは外国為替市場にも含まれるものです。ペアの最初の通貨は「基軸通貨」、2番目の通貨は「決済通貨」と呼ばれます。詳しくはこちらをご覧ください。取引対象となる暗号資産のペアは、暗号資産-法定通貨 (BTC/USD) と暗号資産どうし (BTC/ETH) のペアに分けられます。取引所でこのような資産を購入する場合、現在の価格で決済通貨と基準通貨を交換する操作を実行します。売却する際は、逆の交換操作を行います。たとえば、BTC/ETHペアを買うときは所有しているETHをBTCと交換し、BTC/ETHペアを売るときは、逆に所有しているBTCを手離してETHを受け取ります。
  • 先物 - 将来の指定された時期にあらかじめ決められた価格でデジタル資産を売買することに合意する有期契約です。古典的な先物と同じく有効期限があり、市場参加者はこれを使ってリスクをヘッジしたり、資産価値の変動に投機できます。このタイプの銘柄の特徴は、暗号資産を実際に所有せずともそれを購入する取引ができることです。
  • 無期限先物 - 暗号資産の先物の一種で、有効期限がないためトレーダーはポジションを無期限に保有できます。契約価格を原資産のスポット価格に近づけるためにファンディングレートのメカニズムが機能しています。これはロングポジションとショートポジションの保有者間で定期的に行われる相互決済で構成されており、これによって需要と供給のバランスを取って相場を可能な限り「実際の」市場レベルに近づけることを目的としています。