高度な日中チャートタイプ


練行足、カギ足、新値足(ラインブレイク)、ポイント&フィギュア ― これらのチャートを日中チャートとして使って分析力を強化しましょう。

日中の時間足は、短期トレーダーやエントリー/決済ポイントを正確に定めたい人に適しています。

目次:

日中チャートとは

トレードにおいて「日中」という用語は、1取引日のうちに発生する値動きを指します。TradingViewスーパーチャートでは日中の時間足を幅広く用意しており、デフォルトで以下の時間足をご利用いただけます:

  • 秒: 1秒足、5秒足、10秒足、15秒足、30秒足、45秒足
  • 分: 1分足、3分足、5分足、15分足、30分足、45分足
  • 時: 1時間足、2時間足、3時間足、4時間足

ここでご紹介する4つのチャートタイプは価格ベースのチャートです ― 上記の日中時間足のひとつを選択すると、チャートタイプの価格変動の計算にその値が使用され、それに応じてチャートが調整されますが、それでも時間ベースのチャートとは違うところがあります。

練行足チャート

このチャートでは値動きが連続した長方形で表され、長方形は「レンガ」とも呼ばれます。各長方形はあらかじめ決められた値に基づいて構成されます。たとえば、価格が指定した値だけ動くと、チャート上に新しいレンガが出現する仕組みになっています。これは一定の時間が経過した後に新しいローソク足が出現するローソク足チャートとは全く逆の仕組みになっています。

カギ足チャート

これも価格ベースのチャートで、考慮の対象になるのは価格のみです。練行足チャートとは少し異なる部分があり、カギ足チャートでは価格の方向が変わるまでは新しいラインを引かずに、既存のラインを引き続ける仕組みになっています。

縦線は価格の動きを表し、横線は方向転換を示します。ラインの色は、新しいラインの終値とその前のラインの終値の関係によって決まります。

新値足(ラインブレイク)チャート

このチャートタイプでは、価格が上昇トレンドで高値を更新したり、下降トレンドで安値を更新したときに新しいラインが表示されます。

価格の方向転換の動きがかなり強いときにだけ価格の反転が示されるという特徴があります。

ポイント&フィギュアチャート

1900年代初頭に流行したポイント&フィギュアチャートが再び脚光を浴びています。「X」と「O」の記号で構成され、価格があらかじめ指定した量だけ動くとこれらが表示される仕組みになっています。

おわりに

これらのチャートタイプはいずれも似たようなパラメーターを使用して、計算のもとになる「時間」という要素を減らすという同じ目標を追求しています。

覚えておいてほしいのは、これら4つのチャートタイプは日中だけでなく、どんな時間足でも使用できることです。自分にとって役に立つように調整してみましょう。

さらに、日中のトレードにおいては、カスタム時間足を作成して自分の戦略に最適な時間足を使用することができます。

トレードで目標を達成するためにも、他のチャートタイプについても知っておきましょう ― どのチャートタイプもあなた独自の戦略に合うように設計されています。

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