チャート上で期限切れの先物限月を開くには

デフォルトでは、検索バーに取引所のプレフィックスと銘柄コード(いわゆる「ルート」と呼ばれる名称部分で、月を示すコード文字までの文字および記号の列を指します)だけが入力された場合、現在有効な(期限切れでない)先物限月のみが表示されます:

とはいえ、期限切れの限月をチャート表示できないわけではありません。期限切れの先物限月をすべて表示するには、以下にご紹介する方法をお試しください:

検索バーにプレフィックスを含む完全なシンボル名 — たとえば "NSE:TATAMOTORSM2025" — を入力して、Enterキーを押します。

ここで「完全なシンボル名」とは、取引所のプレフィックス、銘柄コード、それに続く満期月コードとそれに対応する年で構成されます。例: "NSE:TATAMOTORSM2025"

各月は広く認知されている基準にしたがって、以下のように特定のラテン文字で表されます:

  • F – 1月
  • G – 2月
  • H – 3月
  • J – 4月
  • K – 5月
  • M – 6月
  • N – 7月
  • Q – 8月
  • U – 9月
  • V – 10月
  • X – 11月
  • Z – 12月

チャート上で先物つなぎ足の銘柄を開いて、円で囲まれた矢印のアイコン(限月の交代)をクリックすることでも過去の限月を開くことができます。このアイコンには、前の限月から次の限月へのロールオーバー日に関する情報が含まれています。そこに表示されている先物限月の名称にはリンクが張られており、クリックするとその特定の限月のチャートを直接開くことができます。

このアイコンについての詳細、および有効化の方法についてはこちらの記事をご参照ください。


先物限月の一部にはそれほど人気がないか取引量が十分でないため、つなぎ足に含まれないケースもあります。たとえば、先物つなぎ足 "ZCE:SA1!" は1月、5月、9月の限月のみで構成されています。

現在も有効な限月であればいずれも上記の方法でチャート上に表示可能です。たとえば、2024年12月の限月は完全なシンボル名を入力すれば直接アクセス可能です。

しかしながら、取引可能な先物銘柄の全てが年間で12の限月を有しているとは限りません。一部の先物銘柄では年間で4つの限月しかなく、通常は3月、6月、9月、12月が受渡月になります。さらに、商品の性質上、季節性を有する先物銘柄(たとえば、小麦やトウモロコシなど)では利用可能な限月の数が少なくなります。

具体例:

  • CBOT:ZC1! — シカゴ商品取引所 (CBOT) で取引されるトウモロコシ先物 — は年間5つの限月(3月、5月、7月、9月、12月)で構成されます。

特定の銘柄の詳細については、該当の取引所の公式ウェブサイトをご覧ください。

唯一の例外としては "CME:BAB" のように週次で満期を迎える短期先物が挙げられます。満期を迎えた契約はチャート上で開くことはできず、現在有効な契約に限り表示することができます。