EUR/GBP 通貨ペア選択の判断材料として考える 2月15日

CXR宮本です。今日はユーロポンド(EUR/GBP)の相場分析をご紹介したいと思います。
ウクライナ情勢の緊迫で金融相場が非常に不安定です。
値動きに関してもボラティリティの増加や乱高下が目立っております。
仮にこのリスクオフ展開が続くと仮定した場合、クロス円売りやオセアニア通貨売りをしたいところですが、その時の通貨強弱を判断する際に、EUR/GBPを見て通貨ペア選択の判断材料にすることがよくあります。
チャート自体の値動きが特殊で難しいと感じているため、トレード自体はほとんど行わないです。
今までは中期的にユーロ安ポンド高の展開でしたが、今後構図が変わる可能性も出てきました。
週足から順に、ユーロポンドのチャート分析をしていきます。

大きなレンジの下限にタッチ

2016年の上昇以降方向感が無く、一定のレンジを行き来していることが分かります。
レンジ上限目安は0.92852、下限目安は0.82941です。
5年かけて形成しているレンジですので、簡単には突破されないとは思いますが、現在はレンジ下限をタッチするなど節目の価格帯です。
下抜けすれば、長期で下降トレンド発生もありますが、コロナショック時は大きく上昇しているため、ウクライナ情勢のさらなる悪化や、株価暴落など大きなリスクオフの際は上昇する可能性もあります。
現在の価格が安い水準であることは、頭に入れておきたいと思います。

トレンド転換の可能性も

日足では、去年1年間はひたすら下降トレンドが続いていました。
年前半はジリ安のように見えますが、年後半はボラティリティが大きくなり、値動きが荒くなっています。
やはり週足レンジ下限付近なので、ポジションが交錯しているのでしょうか。
結局は日足200MAがレジスタンスとなり下落展開は続きますが、レンジ下限の水平線にタッチした後は急上昇しています。
現在は、また下落していますが、急上昇時の高値を超えた場合、日足でのトレンド転換の可能性も考えられるでしょう。
今後の売買戦略としては、ユーロポンドが上昇展開の場合、ポンドが弱い展開が続くと仮定し、リスクオフ時はポンド円のショートや、ユーロ豪ドルのロングを取引したいと思っております。

まとめ

・週足の大きなレンジ下限にタッチ
・下限タッチ後急上昇でトレンド転換も期待
・明確にトレンド転換するまでは注意が必要
Chart PatternsTrend Analysis

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