ウクライナ情勢が後退すればユーロ試し買い!

基本方針:ユーロ買い

今回のウクライナ侵攻を受けて週足ベースで下が固まったのではないかと考えています。
レンジ下限を引き際として、レンジ上限もしくはレンジを上抜けしないかチャレンジしたいと考えています。

下に抜けるとしたら以下に注意しておきたいと思います。


軍事侵攻
ロシアはウクライナ首都キエフに侵攻し、ゼレンスキー大統領はじめ現親欧政権の壊滅させようとしているのではないかと考えています。

対して欧米はウクライナには軍の派遣はしないと発言しており、ウクライナでの軍事衝突は避けられるのではないかと考えています。

今週はロシアの侵攻目標が東部地域の独立と現政権の壊滅なのか、それともウクライナの非軍事化まで求めるのか、ウクライナ侵攻がどこで終了するのかがポイントになりそうです。

軍事侵攻の最終目標が見えればマーケットは地政学リスクを織り込み、あとはリスクオフが後退していくのではないかと考えています。

仮に、ウクライナの完全武装解除に加え、東欧のNATO地域からの米軍撤退まで求めるようであれば、さらなる軍事衝突の可能性が出てきて、もう一段のリスクオフが進む可能性があるので要注意です。







SWIFTからロシア排除
先週はイタリアやドイツなど欧州のいくつかの国が反対したことでSWIFTからロシア排除が見送られましたが、週末に一転しドイツやイタリアもSWIFTからロシア排除に賛成しました。

ただ、SWIFTからロシア排除は一部のロシア銀行ということで、抜け道があるのでどこまで実行力があるのか詳細を見極める週となりそうです。

また、ロシア中央銀行に対しても制裁を課すとの事で、ロシアルーブルへの介入やロシアの外貨準備にどこまで影響が出てくるのか見極めたいと思います。

欧米の経済制裁がロシアにどこまで影響力を持つのか、SWIFTからロシア排除やロシア中銀への制裁が世界のマーケットにどこまで影響が出てくるのか注目です。







エネルギー価格・資源価格
ロシアに制裁を課したことでロシア産の天然ガスや原油、鉱物資源などの輸出がどうなるのかが注目です。

先週はウクライナ侵攻で原油価格は上昇し、一時100ドルをつけました。

今週はOPECプラス閣僚級会合が予定されていますが、OPECプラス閣僚級会合にはロシアも含まれます。
ロシアからの原油供給が減る可能性の中で、その他の産油国がどのような対応をとるのか、原油価格がどうなるのか注目です。

また、天然ガスも同様に価格が上昇しています。

制裁による(ロシアの制裁報復による)天然ガス供給減がどこまで影響し、天然ガス価格が上昇するかに注目です。

その他に、今回のウクライナ侵攻でタンカーが攻撃されるなど海運にも影響が出てきています。

小麦など穀物価格の上昇も出てくると思われます。

このような物価上昇がどこまで進むのか、物価上昇が株価下落や中銀の引き締めにどこまで影響が出てくるのか注目です。

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