負けている状況の分析
含み損が出ている状態とはどういうことか?考えた事ありますか?
簡単に言えば
・安い所での売りポジション
・高い所での買いポジション
を抱えているという結果が負けている状態です。
もう少し掘り下げて考えてみましょう。
安いか高いかは絶対的価値と相対的価値より判断します。
ドル円、100円という絶対価値は、アベノミクス前非常に高い位置でしたが現在では安い位置に感じます。これが相対価値になります。
株の現物取引のように安値を仕込み長期保有する投資においては絶対価値で売買判断する事も多いですが、FXのように上昇の流れ下落の流れに随時乗って利益を得る場合相対価値を基準に売買判断を行う事が多いですね。
ドル円が今100円になったらかなり割安に感じるため(相対価値判断)買ってみよう、と判断した場合実は絶対価値での安値75円付近まではまだかなりの距離があります。
100円での買いポジションは今までの価格帯で動く環境が続けば良い買い場で仕込んだ事になり含み益が生じますが環境が変わり75円から90円の価格帯で動く環境にこれから変化する場合、大きな含み損を生じます。
このような値頃感による逆張りの他に別のパターンがあります。
進行中の下げの流れに乗ろうとして下がってきている所で売ったり上昇の流れに乗ろうとして上がってきている所を買ったりした時、流れが反転して取り残されてしまうパターンです。高値買い安値売りですね。
前者の下げの途中での逆張り買いと上げの途中での逆張り売り
後者の下げの途中での順張り売りと上げの途中での順張り買い
これらが含み損を抱える原因の正体になりますね。皆さんまずここを区別できているでしょうか?
区別したら自分の癖を考えてみましょう。あなたはいつもどちらのパターンでやられていますか?
前者ですか?後者ですか?それとも両方⁈
自分の癖がわかったらそれを防止する方法を考えなければなりません。もしこの癖を直す事ができたらどんなに楽になるでしょう?どんなに利益が出せるようになるでしょう?
でも現実はなかなかその方法がわかりません。人によってはその方法にたどり着く前に資金を失い退場になってしまいます。
あなたは自分でその方法を長い年月と損失をかけ自力で見つけるか、それとも知っている人に教えてもらうか、どちらかの選択肢を持っています。