ユーロドルの月足です。
ここ一年くらいはレンジ相場ですね。
もっと長期で見ると少しづつ下落してきて現在は移動平均線に頭を押さえられているといった感じでしょうか。
チャートの形としてはどちらに行くかいまいち自信を持ちづらいようには見えます。
私がショートのチャンスと判断した理由はユーロ圏とアメリカのCPIの推移の差と、ユーロ先物のポジション状況が理由です。
まずCPIの差に関してはユーロのCPIは順調に下落しているのに対してアメリカは下げ止まりつつあります。なのでこの差が今後に国債利回りの差として出てくるんじゃないかな?と思ったからです。
次に先物のポジション状況なのですが投機筋のポジション状況が長いことユーロロングに傾いていたのが最近中立になりつつあるという事です。今後この下落トレンドが続けばはユーロショートに行くということもおかしなこととは思えません。
先物のポジション動向はチャートとの相関関係も結構高いのでユーロドルが下落していく可能性は十分にあると思います。
現状としてアメリカのFRBは金融引き締めを行っているんですがアメリカ政府は財政支出を強く行っているようで、アメリカ全体としては金融環境が引き締め切れていないからインフレが下がりきらないのかもしれません。アメリカ政府?バイデン政権はインフレが問題になるまでは人気取りのために財政をバラまきたいのかもしれませんね。選挙対策として。
なので今後もアメリカはユーロと比較した時に相対的に緩和的な状況が続くので、ユーロとアメリカの引き締め状況の差がユーロドルに反映されるんじゃないかと思っています。