マネーストック(銀行から市場に出ていくお金の量)の月足です。 チャートがラインで時系列が解りづらいので赤い縦線を一年毎にひきました。 コロナの後に大規模な財政支出が開始されてマネーストックも大きく上昇していますね。 その後、インフレ率の上昇とともにFRBが金融引き締めを行ってマネーストックもやや下落してきていました。 ただ去年の中ごろからマネーストックのM2は下落どころかむしろ上昇に転じてきています。 なので現状としてはアメリカは金融環境を引き締め切れていないのかもしれませんね。最近のゴールドや原油の上昇も仕方ないといった所でしょうか。 インフレ率が再上昇なんてことだけは勘弁してほしいと個人的には思っています。
ユーロドルの月足です。 ここ一年くらいはレンジ相場ですね。 もっと長期で見ると少しづつ下落してきて現在は移動平均線に頭を押さえられているといった感じでしょうか。 チャートの形としてはどちらに行くかいまいち自信を持ちづらいようには見えます。 私がショートのチャンスと判断した理由はユーロ圏とアメリカのCPIの推移の差と、ユーロ先物のポジション状況が理由です。 まずCPIの差に関してはユーロのCPIは順調に下落しているのに対してアメリカは下げ止まりつつあります。なのでこの差が今後に国債利回りの差として出てくるんじゃないかな?と思ったからです。 次に先物のポジション状況なのですが投機筋のポジション状況が長いことユーロロングに傾いていたのが最近中立になりつつあるという事です。今後この下落トレンドが続けばはユーロショートに行...
スイスフラン/USDの月足です。 CHF/USDは長い間レンジでした。現状はレンジ上限を上抜けたけど上昇トレンドに入れずで下落中といった所です。 個人的な経験としてはレンジブレイクの失敗はレンジの反対側まで行く確率が高いと思っています。 先日スイス中銀が利下げを発表したというニュースを見ました。 アメリカの利下げはまだ先だというイメージに引っ張られてなんとなく世界中でインフレ率の下落の勢いが弱まっているような気がしていたんですがスイスのインフレ率は前年比で1.2%まで下がっていたんですね。 またイギリスやユーロもまだ高めのインフレ率かとは思いますが順調に下落していると言ってよさそうかと思っています。 日本のCPIは2月に上昇したんで今の段階ではインフレ率が下がり続けているとは言いづらい印象も受けます。でも私としてはゆっ...
アメリカの失業率。月足です。 3.9%になりました。 過去、失業率が底(今回は3.4%です)から0.5%上がったら上昇トレンドに入るというアノマリーがあったと思うんですが先月の雇用統計で失業率が0.5%上がってしまいました。 あくまでただのアノマリーですので再現性はいかがなもんかとは思うのですが、チャート上はトレンドが底打ちしたとは言えそうです。 今までが完全雇用と言える状態でしたし、あくまでも金融引き締め中ということを考えると今後に失業率が多少でも上昇していくかもしれません。 そうすると今の「ソフトランディングになるに決まっているだろ」という雰囲気が変わるかもしれませんね。これはあくまでも私のポジショントークなんですが。
ゴールドの週足です。 今週は高値を勢いよく更新しました。 チャートを見ると安値を徐々に切り上げていっての高値ブレイクなのできれいなチャートになっていますね。 セオリー通りだとエントリーポイントは一旦押してからということになるんでしょうか。 ちなみにゴールドのETF保有高を見てみたら増えているどころか弱い下落トレンドという感じなので個人が買っているというわけでもないのかもしれません。 中国かな? また、シルバーも少し上がってはいますが上昇トレンドとは言えませんね。シルバーのほうがいつか大きく上がりそうだと個人的には思っているのですが。 こういうチャートを見ると積み立てておいて、あとはリバランスでもしていったらそれで良いんだろうな。と本当に思わされますね。
ベトナム株ETFの日足です。 緩い角度ですが上昇中です。少しだけですが安値を切り上げているとみてもよいと思います。 チャート的には良い感じじゃないでしょうか。 私は2023年の頭から投資しています。 1年以上続いている株価停滞期もそろそろ終わってほしいです。 インドほどではないですがベトナムのGDPは順調に成長しています。 ここ最近は大きな不安要素も見られないと思います。少なくともそういった記事などは見かけていません。 そんなベトナムの指数はPER9倍くらいだと2023年末のどこかのレポートには記載してありました。 もう株価の発射待ちの状態と願いたいです。
チャートはSP500とマネーストックM2の週足です。 マネーストックは1月2日のデータまでしか表示できません。ちょっとだけ古いです。 マネーストックが直近で上昇してきていますね。またFRBのBSを確認したところ最近QT(量的引き締め)の勢いが弱ってきていました。 QTも2022年の半ば頃から1年半ほど続いていてバランスシートのサイズもそれなりに小さくなってきていたし、インフレ率も低下傾向が続いているので過度な金融引き締めになる前にQTは終了しようということなのかもしれません。 ちなみに今の段階ではQTの勢いが弱まったというだけで終わってもいないしすぐにQE(量的緩和)になるわけでもないと思います。 今後のインフレ率と他の経済指標次第でしょうが。 なんか本当にソフトランディングやノーランディングになっていきそうな気がし...
天然ガス先物の月足です。 最近天然ガスの値下がりが激しいです。過去比ではそろそろ最安値水準には来ています。 2020年には1.5ドル位まで下がったんで、下までに距離はもう少しあるかもしれませんが。 季節的には暖房需要が無くなっていく今からは上がりづらくなっていくとは思います。 今ロングしたら次の冬までポジションを抱えるような長めに持つ覚悟はしないといけませんね。 また、その時にロングは基本的に限月切り替えのコストを支払うことになるかと思うのでその費用も覚悟しないといけません。 テクニカル的には絶賛下降中なので今は手を出す時ではないとは思います。 レートが底でしばらく待機して皆が忘れたあたりに仕込み時になるのかもしれませんね。
ドル円の週足です。 一緒にアメリカ長期国債の利回りも載せています。 最近はまた上昇しだしてますね。トレンド判断としては前回の安値と言える138円を下回ってないのでまだ上昇トレンド中とも見れますが、トレンドラインとしては一旦上昇トレンドラインを切っているようにも見れます。 チャート的には上昇トレンドは継続しそうとみるのが自然ですかね。 ただアメリカの金利なんかを考えるとインフレ率の下落の勢いが無くなってきているから金利は下げられない。というのが現状だと思います。 ということは今のところは今後も金利は上がっていくぞ。ではなく現在の水準付近でとどまると思えるのでドル円が上昇していくというのはちょっと違うかな。と思うんです。 少し別の話なんですが最近はドル円は大きく上昇しましたがアメリカの金利もゴールドもドル円ほどは動いて...
日本のコアコアCPIの前年比です。 参考までに2%と0%の所に赤い水平線を引きました。 1970年からのデータですね。見ていると1980年代にはもう2%台だったんですね。まだ経済成長していたと思うんですが。 バブル崩壊後に30年近く日本の何かが失われていたんですがその期間もCPIは低いままです。 こうやって長い期間のCPIを見ていると今は4%弱ありますがきっと今後は2%かそれ以下に落ち着いていくだろうと容易に予想できますね。それとも異次元の緩和が2014年から行われていたんで遅れながらもその効果で今後はある程度のインフレ率を維持していくんでしょうか? 今、アメリカのコアCPIは4%位。日本も同じくらいですが金利はアメリカは5%ちょっとで日本は約0%。実質金利差で言うと5%位日本の金利は低いということになります。 だ...
原油の週足です。 ここ2週間ほど足踏みしてますね。 以前からもボトムになって来た価格帯です。今回もボトムになるのでしょうか? 物価は原油価格だけで決まる訳ではないのですが影響はソコソコ有ると思っています。 なので今後原油が多少なりとも上昇するようならアメリカ国債利回りや株価にも影響が出てきそうかと思います。 米国債利回りは下落の1波、株は上昇の1波が調子よく伸びた所でも有るので戻りが有ってもおかしくない様に見えますので少し注意が必要かもしれませんね。 逆の見方をすれば押し戻しのチャンスが来そうとも見れます。
ドル円の週足です。 今は前回高値の150円付近で下落しだしたかな?という感じですね。 黄色の線は上昇のN字波動を描いています。3波の線は1波をコピーして移動させた線です。つまり角度と長さが同じ線です。2波は角度は違いますが長さはほぼ同じです。3個の線ともほぼ同じ長さなのでキリ良く今が高値に成ったりしないでしょうか? オカルト的ですがこういう切りが良くなる感じでのトレンド転換はチョコチョコ見る気はします。 また3波として今から下落した場合はWトップの可能性が出てきます。前回安値の127円は3波のトレンドの50%の位置に居ますのでソコを下抜けた場合はWトップの定義で言えば同じ値幅だけ下った上昇トレンドの全戻しが期待できるかと思います。 上記は全部テクニカルの話です。 ファンダメンタルの話としてはアメリカ、その他の国での...
ゴールド、シルバーの週足です。 金属はアメリカの金利の影響も受けて上昇している状態です。 ちなみに金属は利息を産まないので高金利下では敬遠されがちです。 チャート的にはシルバーよりもゴールドの方がより強い上昇トレンドに見えますね。 ゴールドに関しては中国等でのUSドル離れの影響で外貨準備としてゴールドが買われていると聞いた事があるのでおそらく長期で強気目線なんだろうと思います。短期間での決済目的の売りは出にくいんじゃないかという理由です。 また、シルバーは太陽光発電での使用が増えている、又は今後も増え続けるのですが供給としては増えづらいという事情があるそうなので需要と供給のバランスが崩れる事から大きく上昇する可能性が指摘されています。 ただ結構前から言われている事でもありますのでいつの話か?という点は自信を持てません...
アメリカのREITの週足です。 REITは金利高の影響だと思うんですが2022年からずっと下落トレンドでした。 直近の値段はコロナ前と同じ水準です。 コロナ下でアメリカは(というか世界中で)お金を刷って市場にはお金が溢れている状況です。少しづつFRBはバランスシートを縮小していますがコロナ前と比較するとまだまだ市場に出回っているお金の量に違いがあります。 にもかかわらずREITの値段がコロナ前と同じという事は割安と判断して良いのではないかと思います。 最近はアメリカ国債のトレンドも長期で転換してきたと思いますのでREITもトレンド転換していくのではないかと思います。 またREITだけでなくアメリカのハイイールド社債、投資適格社債なんかも強そうな動きが出ていてチャンスではあるんじゃないでしょうか。
ナスダック100指数の週足です。 コアPCEデフレーターの前年比と失業率も載せています。水色が失業率です。 株価は短期の下落トレンドチャネルをブレイクして上昇し始めたようにも見えます。好調と言って良いのではないかと思います。 ですが物価指標は下がっています。FEDは金利等で金融引き締めをしてインフレ退治が上手くいっている。と言えば良く聞こえるのですが物価の調子が悪くなっているというのは景気が冷え込んできているという事だと言えると思います。 また失業率も増え始めているようにも見えます。気が早いかもしれませんが。 株価は先を見通すという事ですので今から先を見るのならば良すぎた景気が冷え込んできたという所なので少なくとも上昇局面じゃないんじゃないの?と思ってしまいます。 今後株価が上昇する。と見る理由として国債の金利が...
天然ガスの日足です。 レジスタンスラインをブレイクして上昇しだしたかと思ったらここ何日か下落基調です。 私はロングしていたんですが微益撤退してしまいました。ビビッてしまいました。 天然ガスの在庫を確認した所、今は天然ガスの在庫がまだ頂点に達してはいないのでもしかしたら本格的な上昇はもう少し先なのかもしれません。(頂点に達するかどうかはそんなに大事ではないと思いますが、毎年この時期は天然ガスの在庫が冬に備えて多くなる時期で、天然ガス価格も冬にどうなるかの思惑から上昇したり下落したりと動きが出やすいです) とりあえず3.00の以前はレジスタンスだった所がサポートになるか確認したいと思います。
アメリカの失業率とSP500株価指数の月足です。オレンジ色のラインが失業率です。 失業率の過去の傾向を知る為に超長期のチャートにしました。 失業率は過去上がったり下がったりしているんですが、動き方が移動平均線のようなスムーズな動きをしているんですね。ダマシが無いわけでは無いんですがかなり少ないと言えそうです。 そして今は底で、今後は上昇しだしそうだという事です。 勿論、すぐに上昇しだすとまでは言えなくて過去にも底で長めにもみ合っていたことも有るんです。 でも、もう一つの特徴として上昇しだしたら勢いが付いて強く上昇しだしてますね。なので今はやっぱり警戒して待つ時だと思います。 FEDは金利、お金の量など金融引き締めを強く進めています。今は基本的にそういう時期です。 このチャートだとSP500は過去に失業率上昇局面で...
天然ガス先物の日足です。 長らく低迷していたんですが上値抵抗線を昨日抜けました。 天然ガスはインフレ率が高い中でコロナ前の水準で何か月間も低迷していました。これ以上の安値は無さそうかと思っています。 そしてテクニカル的には昨日から上昇開始したように見えます。 上値の目途は解りませんがある程度は上昇してくれるんじゃないかと期待しています。