白ライン:KOSPI
半透明:窓
インデックス相関:やや強い
解説
韓国ウォンは、文政権下で決定される数々の政治的選択によって経済的に回復へ迎えるかという状態にある。
■政治
文政権はレームダックと呼ばれる時期にあり、国内支持率が弱い。
そんな中、来年春の総選挙を前に日本へ圧力を加えることで国内支持率の回復を狙う。これは同国の常套手段である。
しかし、それも国民の経済的不満から支持率回復が見込めない状況。
GSOMIA破棄で、日韓ならびに米韓関係の究極的悪化に緊張走るも、GSOMIA維持選択し関係立て直しフェイズへ入る。
■経済
今後の成長率に陰りがある韓国では、やはり輸出が注目される。
暗号通貨バブルに伴い半導体需要が急増したが、バブル崩壊から供給過剰、減益が止まらない。
財閥系企業の下げもひどいものだ。海外投資家が逃げている状況。
直近ではソウルの出生率が0.69と世界でも稀に見る低数値を記録。先行き不安が加速している。
■金融
3年ぶりの利下げサプライズでウォン安さらに進む。
半導体関連株含む、国内株式市場を支えるためにも、中銀は利下げを複数回行う。
しかし、ウォン安が響き外国人投資家は、同国経済に見切りをつけ資金を引き上げている状況。
■まとめ
現状ウォン安懸念強く下圧力強めだが、テクニカルでは分水嶺。需給を観測し、ブレを見てから判断しても良いと結論。
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