国債のイールドカーブについて

   よくニュースで用いられる「イールドカーブ」。実を言うと、自分もあまりよくわかっていません。なので、今回は「イールドカーブ」について勉強してみたいと思います。なお、勉強すればするほど奥が深そうなので、チャートに反映できる程度にしたいと思います。



   本来用いられるイールドカーブとは、縦軸が債権の利回りの変化、横軸が残存期間としてグラフ化したものだそうです。このイールドカーブは経済情勢などを反映して変化するようです。具体的には

・長期金利が上昇し、短期金利との差が拡大する「イールドカーブのスティープ化」
・長期金利と短期金利の差が小さくなる「イールドカーブのフラット化」
・長期金利が小さく、短期金利が大きくなる「逆イールド」

があげられます。教科書的には

・イールドカーブのスティープ化:景気が上向いているときに起きる現象、景気後退から上向きかけた状態に起こりやすい。

・イールドカーブのフラット化:景気が先行き不透明なときに起きる現象。好調な景気が変化し下り坂に傾きかけた状態に起こりやすい。

・逆イールド化:景気後退のときに起きる現象。

とあげられます。なお、なぜこのような現象が起きるかを考えることは、実務であるチャートから離れてしまいそうなので、今回は勉強しません。



   自分は、TradingViewで「イールドカーブ」を出すことができませんでした。しかし、簡易的に出すことができます。アメリカ債券利回りで考えたいと思います。米10年債利回り(シンボル:US10Y)と米2年債利回り(シンボル:US2Y)を用いて、シンボル欄に

US10Y-US02Y

で表示させると、10年債利回りと2年債利回りの差が表示されます。

   赤いラインで示した「米10年債利回りと米2年債利回りの差」が大きければ大きいほど、イールドカーブのスティープ化ということになります。逆に小さくなるほどフラット化し、0より小さいと逆イールド化になるということになります。


スナップショット


   今回、この米10年債利回りと米2年債利回りの差と青いラインのドルインデックス(シンボル:DXY)で比較してみました。ドルの強さと利回りの差に何か相関性らしきものを探ってみましたが、優位な点は特にみつかりませんでした。当然、利回りだけですべてわかるものではありません。参考程度に見てみるのもいいかもしれません。



   最後まで読んでいただきありがとうございます。もう少し何かわかれば、また報告したいと思います。何かアドバイスがあればありがたく頂戴いたします。
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