・ドル円はこの3年間「105円〜115円」レンジが継続(中央値は110円)。
・144週線(約3年線:1ヶ月4週×12ヶ月×3年)は110.186。超長期投資家はロングでもショートでも結局引き分けだったイメージ。
・昨年12月に心理的節目110円をトライする場面が何度も訪れたが、109.70近辺のレジスタンスを突破するには至らず。
・110円より上に並んでいたであろうショート勢のストップを付けてから反落する展開が理想的だったが(当方はそのタイミングを狙っていたが)、109円台後半の重さ(週足の一目均衡表雲上限や、2018年10月高値と2019年4月高値を結んだレジスタンスライン)を嫌気して一歩先に見切り売りが出た模様。
・事実、12/24時点のIMM通貨先物でもネット円ショートが急減している(前週比▲8520枚:ドル換算で980本程度のネット円ショート縮小)。
・以上を踏まえ、ドル円は長期的(1年単位)には105円〜115円レンジが継続も、中期的(半年単位)に見ると緩やかな下落を予想。短期的(1ヶ月単位)には年初のフラッシュクラッシュが起きなかった事で一時的に俄かドル円ショートの巻き戻しが生じるリスク(ドル円の反発リスク)があるものの、109円台半ばから後半にかけては戻り売り意欲も根強く、1月末にかけて緩やかにドル売り・円買いが進むと予想する。