【富士通(6702)】東証が異例の終日売買停止!アローヘッドに何が起きたのかを考える。本日2020年10月1日木曜日、東証がシステム障害で終日停止しました。
ブルームバーグからの報道:「東証現物売買を終日停止、停止時間は過去最長に-下期相場初日」
東京証券取引所を運営するJPX(日本証券取引所)からは、原因説明されるまでに随分と時間がかかりました。
第1報
本日、相場情報の配信に障害が発生しており、東京証券取引所における全銘柄の売買を停止いたしますのでお知らせします。併せて、その時点より注文受付につきましても不可となります。復旧については現在のところ未定ですが、今後の予定については改めてご連絡いたします。
第2報
先ほど本日の東京証券取引所における全銘柄の売買の停止をお知らせいたしましたが、併せて ToSTNeT取引についても売買停止となります。 復旧については現在のところ未定ですが、今後の予定については改めてご連絡いたします。
第3報
先ほど本日の東京証券取引所における全銘柄の売買の停止をお知らせいたしましたが、併せてToSTNeT取引についても売買停止となります。 発出された相場情報につきましては無効となりますのでご了承ください。 復旧については現在のところ未定ですが、今後の予定については改めてご連絡いたします。
第4報
先ほど本日の東京証券取引所における全銘柄の売買の停止をお知らせいたしましたが、立会内取引及びToSTNeT取引について、本日は全銘柄の売買を 終日停止します。
第5報
本日は、 ハードウェアの障害及び障害の起こった機器からバックアップへの切り替わりが正常に行われなかった ことによって相場情報が配信出来なくなりました。現在、ハードウェアについては交換を予定しており、その他メンテナンス等を含め、 明日以降、正常な売買ができるよう対応を行っています。 本日は、 仮に再起動した場合における投資家や市場参加者へ混乱を生じさせることが想定され、それにより円滑な売買の実施が難しいと考えられたことから、市場参加者と協議の上、終日売買停止することとした ものです。多くの関係者の皆様に多大なご迷惑をおかけしていることを深くお詫び申し上げます。
以上がJPX公式発表の内容です。
今回の問題は東証の取引システムであるアローヘッドに不具合が生じたために起きたものでした。ではなぜこんなことが起きたのでしょうか?
障害には必ず理由があります。ハードウェアの劣化、ハッキング、それとも操作ミスなどなど…。記者会見ではメモリに問題があったと発表していました。じゃあなんでメモリに問題が起きたのですが?もれが本当だったら富士通製のメモリは劣化しやすいというレッテルが貼られます。
少し穿った見方をすると、ハッキングの線もあると思います。頭の片隅に入れる程度でその線も考えています。
今日は10月1日。中国、台湾、香港では国慶節・中秋節で、韓国はチュソクでアジアのほとんどの株式市場がお休みでした。そこで注目されるのが東京市場というわけです。多くの投資家が注目している中で、狙われやすい対象であることは間違いありません。
しかも、ココ数日、大手企業が次々とハックされており、警戒されていました。
9月25日 Google 障害
9月29日 Microsoft 障害
9月30日 Apple 障害
10月1日 東京証券取引所 障害←NEW
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ここまで大事件となったので、次営業日以降のJPX(8697)とシステム開発・保守の富士通(6702)は注目です。
とはいっても、明日には復旧するような雰囲気で記者会見も終えたので、読みづらいです。
SBI証券のPTS(私設取引所)を見てみると、東証が一時-4%超、富士通が一時-3%超とそれほどマイナス幅なく推移していました。
いずれにせよ、観測を開始します。まずは数日。続報がここでなければ解散ということで\(^o^)/
多分ですが・・・売買することはないでしょう(;´∀`)