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ヒゲだらけのレンジ相場継続 週明けはニュースに注意
上げては下げ、上げては下げの全戻し。さらに、短い足で見ても上下にヒゲが長く伸びています。
恐らく、まだ残っているトレンドフォロワーのブレイクアウト戦術と、髭キャッチ秒スキャ組がかみ合っているのでしょう。
Bitfinexの出来高を見ても、周期的に50BTC単位のまとまった買いが入っては全戻しとなっています。
長いトレンドが発生せず、ある価格を付けたら急に止まって反転する相場です。
ただ、お盆明けの今週は様相が変わってくるのではないかと思っています。ファンダメンタル的な理由です。
①コインチェック再開の思惑
②ETFの思惑の再燃
③新興国によるドル建て商品としてのBTC買い
個人的には③が気になるんです。例えば、トルコの情報を調べてみると、30代くらいの若い世代は、生まれたときからリラがずーっと下げ続けていて、もはや自国通貨は一切信用していないと言うのです。
2001年から見ても、1リラ200円近くだったのが15円まで行ってるわけですから、そんなものを保持するわけがないですよね。
参考までに、トルコリラ円の月足チャートです。日本だったら、10年間でドル円が100円から600円までずーっと上がり続けるようなものです。
私が考えるBTCの最大の魅力は、ドルにも円にもユーロにも比較的容易に交換できることです。1BTCあたり70万が5万に落ちることはさすがに無いと思われます。フラッシュ的に下げても50万くらいでしょう。現物に関しては、新興国通貨よりも低リスクな価格水準なのです。
為替市場では、新興国通貨が軒並み下げてリスクオフムード全開です。このリスクオフは本物で、ドル1強となっています。もはや有事のドル買いです(この前の戦争からだいぶ経過しています)。そんな中、政治や経済の問題からドルを現金で保有するのが難しい国でも、BTCなら事実上ドルを持つのに等しいと思われます。私がもし新興国にいたとしたら、BTCを真剣に持とうとすると思います。あとは、XMRやZECなどのプライバシーコインと、一発狙いのマイナーアルトコインです(スマホウォレットやLedgerに対応しているもの)。
そんなわけで、このドル高が続く限り、BTC需要は高まると思うのです。金と違って容易に持ち歩けますしね。ちなみに、私はBCHとプライバシーコインを万一のトラブルに備えて10万円程度保有しています。少額ですが、命をつなぐには十分です。
そんな読めない相場なので、私はようやく今までの反省を生かして、防御力高めのスキャルピングに徹しています。
1万円幅を1回取るより、1000円を20回取って、2000円の損切りを5回する方が遥かに簡単な相場です。
手法としては、とても単純です。
①15分の平均足とMACDで重視する方向を決める(ブレイクアウト警戒)
②1分MACD、RSIトレンド、ボリンジャーバンド2・3σ(オフセット)の示唆する方向に入る
③2分以内に利益が出ないポジションは全て損切りする
至極当然なのですが、1分MACDの方向に乗っていたら、ブレイクしたとしても逆ポジを持つことは無いのですよね。
天底やヒゲを取りにはいかないので1回あたりのリターンは低めですが。
課題としては、短期的にトレンド(上下への大きな動き)が発生した場合です。どうしても1回目の反発で入っちゃうのですが本当は単純です。
①上昇がきつければ初押しは買い。下降なら初戻りは戻り売り。
②一方、上昇相場の中の下げは1回目で買い、下落相場の中の上げは1回目から売り。
基本に忠実に遂行し続けるのみです。絶対にやっちゃいけないことは次の通り。
①1分足MACDのサイクル中に2回以上入ろうとすること
②逃がした値動きを絶対に追わないこと
③方向を間違った場合に同値撤退を入れないこと(間違ったポジで利益を取ろうとすること)
レバレッジはBFだったら15倍で良いと思います。万一ダラダラ持ち続けてしまってLCされても、パンパンに持ってれば結構証拠金が残って、半量くらい持てます。復活も早いです。