フレディマックは金融界で最も過小評価された賭けか?映画『マネー・ショート』(The Big Short)で知られる伝説的な投資家マイケル・バーリが、この政府支援機関(GSE)に大きなポジションを構築したことで、フレディマックは重要な転換点を迎えています。本来の潜在価値の数分の一で店頭取引されている同社は、単なる住宅ローン保証機関から、強力なAI特許、ゼロトラスト・サイバーセキュリティ・アーキテクチャ、そして貸し手に1ローンあたり約1,700ドルの節約をもたらす自動引受システムを持つテクノロジー企業へと変貌を遂げました。株価は現在、簿価を大幅に下回って取引されていますが、バーリ氏は民営化後の評価額を簿価の1.25倍から2倍と予測しており、規制上の不確実性が解消されれば、莫大なアップサイドが見込まれます。
民営化のシナリオは、「純資産スイープ(Net Worth Sweep)」の終了、資本準備金の積み増し、そして最終的な再上場を中心としています。しかし、特に財務省が保有する普通株の79.9%に相当するワラント(新株引受権)という、株価を抑制する大規模な希薄化の懸念など、大きなハードルが残っています。こうした課題にもかかわらず、フレディマックの事業ファンダメンタルズは強固です。住宅市場は2.12%前後の低い延滞率で底堅さを示しており、同社は10年以上ぶりに利益を内部留保しています。さらに、ドル覇権の柱としての地政学的な重要性は、米国の金融力にとって戦略的に不可欠な存在となっています。
従来の住宅ローン業務を超え、フレディマックの知的財産の「堀」には、機械学習を用いた立地品質評価、迅速な展開のための自動ソフトウェアテスト、データ整合性システムに関する特許が含まれています。同社のゼロトラスト・サイバーセキュリティ・アーキテクチャは、国家主体の攻撃者やサイバー犯罪者からのますます高度化する脅威に対する要塞となっています。ポートフォリオ最適化のための量子コンピューティングの探求や、連邦住宅金融庁(FHFA)主導の暗号資産準備金に関するパイロットプログラムなど、フレディマックは金融と最先端技術の交差点に自らを位置づけています。
大幅な割引価格による限定的なダウンサイドと、再上場および正常化時の巨大なアップサイドという、非対称な機会は明白です。日本(1.13兆ドル)や中国(7,570億ドル)などの海外保有者がエージェンシー債の需要を支え、構造的なサポートを提供しています。バーリ氏が認めるように、その道のりは依然として「風が強く険しい」ものですが、強固なファンダメンタルズ、技術的リーダーシップ、地政学的な必要性、そして決意を持ったアクティビスト投資家の融合は、この10年で最も重要なバリュー投資の一つとなる可能性を強力に裏付けています。
Valueinvesting
バフェットが衰退する衛星ラジオ事業に価値を見出す理由とは?ウォーレン・バフェット率いるバークシャー・ハサウェイは、Sirius XMホールディングスへの出資比率を37%に引き上げ、約26億ドルの価値を持つ株式を保有しています。これは、同社が加入者数の減少や収益面での課題に直面している中での大胆な投資です。この動きは、Sirius XMの長期的な成長可能性に対するバフェットの強い信頼を反映しています。同社は、3,400万人の加入者から年間10億ドル以上のフリーキャッシュフローを生み出す安定したサブスクリプションモデルを有しており、年5%の配当利回りは、バフェットが経済的不確実性の中で重視する安定収益型の事業特性に適合しています。
Sirius XMは、技術革新と戦略的買収を通じてデジタルメディア環境への適応を進めています。広告付き無料サービスの導入、Pandoraの買収によるデジタル分野の強化、衛星とストリーミングを統合した360Lプラットフォームの展開などがその例です。これらの取り組みは、人気ポッドキャストなどの独占コンテンツ契約と相まって、SpotifyやApple Musicとの差別化を図り、若年層の取り込みや収益源の多様化を目指しています。
一方で、Sirius XMは複数のマクロ経済的・地政学的課題に直面しています。自動車業界との密接な関係から、金利や消費者信頼感による自動車販売の変動が影響を及ぼします。さらに、貿易関税の導入は車両価格の上昇を招き、加入者数の成長を抑制する可能性があります。また、大量の個人データを扱う衛星技術企業として、国際的な通信規制や増大するサイバーセキュリティリスクへの対応が求められます。
それでも、Sirius XMの戦略的ポジションは価値投資家にとって魅力的です。年間2億ドルのコスト削減を目指す取り組み、確立された衛星インフラ、独占コンテンツへの注力は、事業再建の強固な基盤を提供します。バフェットの支援を受け、運営効率の向上、顧客維持、技術革新に注力するSirius XMは、進化するメディア環境の中で株主に大きな価値をもたらす可能性を秘めています。
短期的にバリューグロース転換か?こんにちは
TOPIX500のバリュー銘柄のシンボル
(TOPIX500V)を
TOPIX500のグロース銘柄のシンボル
(TPIX500G)で割ったシンボルを見ると
バリューグロース銘柄の強弱が見ることが出来ます。 以前もご紹介させていただきましたが1-3月の長い調整期間で売り込まれたグロース銘柄復活の兆しが見えてきたので本日はこちらを見ていこうと思います。
週足は一端1/24-2/24の週に底打ちして反転、インジケーターも買いサインがでています
*Buy/Sellシグナルはグロース銘柄のサインという事で表示しております
短期的にポジションから外していたグロース銘柄を組入れて下落日数と同期間の9週間ロングするのも良い方法かもしれませんね。
ただ月足のチャートは以前弱いままでバリュー優位のように思えます。
マイペースにバリュー主体で投資していくか下がったところをちまちまと拾っていくの悪くはないですね。
バリューグロース指数から投資対象を検討するこんにちは
TradingViewでは各種合成シンボルが使えるので、私も色々試しています。
以前にVVIX/VIX(恐怖指数変動率÷恐怖指数)をご紹介させていただきましたが今回はバリューグロース指数です。
シンボルは
TSE:TOPIX500V/TSE:TPX500GROWTH
(TOPIXバリュー指数÷TOPIXグロース指数)とそのままシンボル対象にコピペして入れて頂ければ閲覧できるかと思います。
※たまに忘れるのですが
バリュー指数は”TOPIX”
グロース指数は”TPX”
とシンボルの頭文字が若干違っていますのでお気を付け下さい(笑)グロースが表示されないと何回か慌てたことがありますので・・・・
さてチャートはバリューグロース指数の週足の移動平均です。
200週移動平均線にいまチャレンジしそうな勢いです。2017年以降ずっと弱含みしていたバリュー銘柄ですが本日は銀行を筆頭に値上がりしていました。
また年初からの下落も7%にとどまっており(nikkeiは11%以上も下落しました)日経平均と比較しても非常に強い相場となっております。
200日移動平均線のみを表示させたTOPIX500バリューと日経平均の比較ですが前者は200日線を越えているのに、後者は未だリバウンドの最中でも200日線を越えられずにいます。
日足はそろそろVG指数も調整しそうな展開ですが、中長期で見るとバリューに分がありそうなチャートとなっておりますね。
以上これからの銘柄選びの参考にしていただけたらと思います。
それではまた
HKEX:2368 イーグルニース(インターナショナル)ホールディングス株式会社HKEX:23
HKEX:2368 HKEX:2368
www.google.com
主にスポーツウェアと衣料品の製造と取引を行う投資持株会社。米国、中国本土、ヨーロッパ、日本、その他の5つのセグメントで事業を展開しています。
子会社には、イーグルニース(EAG)リミテッド、イーグルニースデベロップメントリミテッド、ユエメイ(HK)ガーメントリミテッドが含まれます。
PER 8.79 と割安で配当も 7.99%と高く、中国電子製品やサービスなどのように自由主義諸国との制裁にも比較的無縁でいられそうです。PSR 0.84。業績も好調。先日上場来高値を更新したばかりであり、比較的にすぐにアフターコロナの輸出増で株価は上昇していきそうです。
ただし衣服製造と売上利益率、営業利益率、ROEはさほど高くないために割安の安定株といったところか。




