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ビットコインの放物線的上昇を予測=マクロ分析官ラウル・パル氏

英国の金融専門家ラウル・パル氏は14日、ビットコイン価値の大幅な急騰を予測し、来るべき “暗号の夏と秋 “の放物線的上昇を予見した。

マクロ経済の専門家として知られる元ゴールドマン・サックス幹部のパル氏は、暗号資産の熱心な支持者だ。

パルがビットコインのブルランを予測する理由

パル氏は、同氏が気まぐれに “バナナゾーン”と呼ぶ時期に市場がまもなく突入すると予想している。同氏は、この時期が暗号資産における本格的な投資熱を引き起こし、2025年まで続くと予想している。

この現象は、2008年の金融リセット以来、明確な周期性を示す世界的な流動性サイクルと関連している。流動性サイクルは、調整された金利と債務の満期によって引き起こされた。パル氏によれば、これは理想的なマクロ経済のリズムを生み出す。

“暗号夏”の到来は、イーサリアムやソラナといった暗号資産がビットコインを大きく上回る可能性のあるアルトコインの季節の幕開けとなるかもしれない。しかし同氏は、ミームコインが “愚かな “価格に達し、他の資産が “間抜けな評価 “に達するなど、この期間は混乱に見舞われる可能性があると警告している。

パル氏はさらに、根本的な原動力は「エブリシング・コード(Everything Code)」であり、同氏によれば、債務のロールオーバーを管理するために必要な流動性の急上昇によって強化される反復的なビジネスサイクルであると説明する。このサイクルは通貨を下落させ、資産価格を上昇させる。このような状況下では、テクノロジーや暗号資産は、継続的な普及トレンドの恩恵を受け、成長する可能性が高い。

「流動性の増加はバナナ・ゾーンを生み出す傾向がある」とパル氏は言う。

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ラウル・パル、現在のビットコイン・サイクルと過去のサイクルを比較
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2024年1月に発行されたガイダンスの中で、パル氏は暗号資産投資家に対して重要なアドバイスを提供し、レバレッジ取引やFOMO(Fear of missing out:取り逃がす恐怖)に駆られた投資に注意するよう促した。同氏は、主に上位3~5つの暗号資産に投資することを提唱し、自己保管ウォレットの重要性を強調している。

彼の戦略は長期保有に重点を置き、市場の頻繁なプルバックを予想し、情報通の投資家は可能な限り「ディップを買う」べきだと提案している。

パルの予測は包括的な金融理論と過去のデータに基づいているが、同氏は市場が予想外の結果をもたらす可能性もあると警告している。これには、急激な調整や長期の横ばいも含まれる。

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2019年、パル氏は特にビットコインを”異常なほど過小評価されている”と断言した。この見解は、暗号資産市場の軌跡に関する彼の現在の楽観的な見通しと一致している。