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ビットコイン価格、7万2000ドルへ回復か

ビットコイン価格(BTC)は24日、6万6600ドル台を推移しており、前日比0.8%増となった。アナリストらは、今後のビットコイン価格の方向性を示唆した。

当社ニュース部門のアリ・マーチン最高責任者によると、12時間足のチャートでTD Sequentialインジケーターからビットコインに売りシグナルが出ており、並行チャネルの中間抵抗に直面している。同氏はビットコインが6万5500ドルのサポートレベルを下回れば、特に注意が必要だと指摘した。

グラスノード・スイスブロック共同創設者のNegentropic氏は23日、ビットコインの今後の動きが買い場のチャンスを提供する可能性があると指摘。50日EMAは6万2000ドルでサポートラインを展開しており、7万2000ドルへのリバウンドが見込まれる。短期EMAは買いシグナルを、長期EMAは売りシグナルを示している。同氏はビットコインは過去6週間で92%上昇したが、市場はこの利益を吸収する時期かもしれない示唆。短期的な価格下落は戦略的な買いの機会として有効であるとした。

Look into Bitcoinのフィリップ・スウィフト創設者は、ビットコインの資金調達率が健全になっていると報告。ETFの熱狂から数週間で資金調達がネガティブに転じている。一般に資金調達率がプラスである場合は、市場が強気ムードであるか、レバレッジが強気に偏っていることを示している。暗号資産分析会社サンティメントの報告によると、1,000〜1万BTCを保有する主要なクジラ層が支持しており、24年初めから26万6000ビットコインを追加で蓄積。これは全供給の1.24%に相当し、市場にはFOMO(見逃し恐怖)が高まっていると指摘した。

ヘイズ氏、ビットコインへのさらなる投資を推奨

暗号資産取引所BitMEX共同創設者アーサー・ヘイズ氏の24日ブログによれば、多くの投資家が暗号資産市場での急激な価格上昇を利用し、利益を上げている。ヘイズ氏は特にビットコインを「史上最も堅牢な通貨」と位置付け、同志の洞察に基づく将来性の低い暗号資産を売却し、ビットコインに投資する行動を肯定している。また、ヘイズ氏は伝統的金融(TradFi)がビットコインETFなどの暗号資産関連商品を通じて、政府の財政刺激策から利益を引き出す新しい方法を見つけ始めていると指摘。特にアメリカ、イギリス、香港でのビットコインETFの導入が進む中で、更に加速すると予測している。

同氏は、通貨の大量印刷とインフレにより、ビットコインが現在の経済システムにおいて安定した価値の保管手段として機能していると説明している。この状況は、同氏がビットコインが他の資産を超えて価値を増すと主張する大きな理由の1つである。同氏はまた、ビットコインの価値がこれからも増す可能性が高いと主張しており、政府の借金が増加し続けることで経済全体のバブルが弾ける時、ビットコインが最も安全な資産であると認知されるとした。

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ヘイズ氏はさらに、政治的・経済的変動が暗号資産市場に及ぼす影響を詳述している。特に24年のアメリカ大統領選挙が投資環境にどのような影響を与えるかを指摘し、選挙結果がビットコインや他の暗号資産の価格動向に直接的な影響を及ぼす可能性があると議論している。この理由から、ヘイズ氏は投資家に対して、現在のブルマーケット(上昇相場)を最大限に利用し、さらにビットコインに投資するよう呼びかけている。