FISCOFISCO

NY為替:ドル・円は一時140円73銭、6月FOMCでの利上げ確率上昇

26日のニューヨーク外為市場でドル・円は、139円65銭から140円73銭へ上昇し、149円63銭で引けた。米4月コアPCE価格指数の伸びが予想外に拡大したため6月連邦公開市場委員会. (FOMC)での利上げ確率が上昇し、長期金利上昇に伴うドル買いが加速。また、メスター米クリーブランド連銀総裁もインタビューでもう少し利上げが必要になるとの考えを示したこともドル買いを支援した。その後発表された5月ミシガン大学1年期待インフレ率確報値が低下したためいったんドル買いがいったん後退したものの、国際通貨基金(IMF)が発表した報告の中で、米連邦準備制度理事会(FRB)の追加利上げを予想していることが明らかになると、ドルが一段高となった。また、債務上限交渉で進展があったとのマッカーシー下院議長の発言を好感し、リスク選好の円売りにも拍車がかかった。

ユーロ・ドルは、1.0757ドルから1.0702ドルまで下落し、1.0727ドルで引けた。ユーロ・円は150円20銭から150円93銭まで上昇。日欧金利差拡大観測に伴うユーロ買い、円売りが継続。ポンド・ドルは、1.2391ドルから1.2321ドルまで下落した。ドル・スイスは、0.9021フランから0.9075フランまで上昇。

ログイン、もしくは永年無料のアカウントを作成して、このニュースを読みましょう