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スナップオン、電動工具の需要低迷で四半期売上高予想を下回る

スナップオン (SNA.O)は木曜日、第1四半期の売上高がウォール街の予想を下回った。自動車整備・修理技術者の同社製工具・機器の購入が減り、自動車ディーラーからの同社製品に対する堅調な需要が相殺されたため。

工具価格の高騰により、米国の修理技術者は支出を控えており、スナップオンの小型スパナやラチェットへの需要が落ち込んでいる。

ウィスコンシン州ケノーシャに本社を置く同社によると、3月30日に終了した第1四半期の工具部門の売上高は約7%減の5億110万ドル、営業利益も前年同期の1億3170万ドルから1億1730万ドルに減少した。

運輸、軍事、航空宇宙、発電などの重要産業向けの「商業・産業」部門の売上高は、電動工具の需要低迷により、昨年の3億6,380万ドルから3億5,990万ドルに減少した。

一方、相手先商標製品メーカー(OEM) ディーラーや独立系修理工場からのアンダーカー用品の需要は旺盛で、利益を押し上げる要因となった。

スナップオンは新規顧客、市場、地域開拓のために支出を拡大するため、2024年の資本支出は1億ドルから1億1000万ドルになると予想している。

LSEG IBESのデータによると、同社の第1四半期の総売上高は11億8000万ドルで、前年同期比では横ばいだったが、アナリストの平均予想である約12億ドルを下回った。

ブラックホーク衝突修理装置、ジョンビーン・ホイールバランサー、ウィリアムズ・ハンドツールなどの製品を持つスナップオンは、1株当たり4.75ドルの調整後利益を計上し、予想の4.64ドルを上回った。

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