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サウスウエストガス傘下のセンチュリー、好調な市場デビューで躍進

サウスウエスト・ガス・ホールディングス SWXからスピンオフしたばかりの センチュリー・ホールディングス (CTRI.N)の株価は、木曜日の市場デビューで急上昇した。

米国とカナダでエネルギー・ネットワークの構築と保守を行うセンチュリーは、水曜日、新規株式公開で2億6040万ドルを調達するため、1,240万株( )を1株あたり21ドルで売り出した。

センチュリー株は当初23.75ドルまで上昇し、企業価値は約20億6000万ドルとなった。米国東部時間午後3時15分現在、11%高の23.31ドル。

北米第3位のユーティリティ・サービス・プロバイダーであるセンチュリーは、クリーンエネルギーへの移行に伴い電力インフラが近代化・更新される中、同社のビジネスには大きな需要があると ビル・フェルマン最高経営責任者(CEO)はインタビューで語った。

「この国の送電網とパイプラインシステムのアップグレードを推進する中で、我々はそれを行うユニークな資格を持っている」と、バークシャー・ハサウェイのエネルギー事業を5年間率いた後、1月にセンチュリーに入社したフェールマンは語った。

独立企業として、センチュリーは規制対象の電力会社以外も含め、さらなる成長の機会を追求することができる、とフェールマンは付け加えた。

センチュリーは、サウスウエストガスが近年、カール・アイカーンやコーベックス・マネジメントを含むアクティビスト株主から、事業の見直しを求める圧力に直面していたため、分離独立した。

サウスウエストガスは、2022年に初めてセンチュリーの分離を提案し、そのための最善の方法と適切なタイミングの確立に取り組んだ。当初はセンチュリーの80%以上を保有するが、時間の経過とともに出資比率を減らしていく予定。

2年間低迷していた米国のIPOは、経済のソフトランディングと幅広い株式市場の 上昇を確信して、2024年に徐々に戻りつつ ある。

IPO資金はセンチュリーの負債削減に充てられる。上場と同時に、センチュリーはアイカーン氏に約260万株を売却し、さらに5,440万ドルを調達した。

UBSインベストメント・バンク、BofAセキュリティーズ、J.P.モルガンが 主幹事を務めた。

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