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モンディが買収レースから脱落し、DSスミスの株価が暴落

(link) 英国のパッケージング・グループであるモンディ MNDIは、DSスミス SMDSの買収提案を行わないことを金曜日に発表した。同社は、英国の同業他社が今週初めにインターナショナル・ペーパー IPとの58億ポンド(72.1億ドル) の取引に合意した後、この戦いから手を引くことになる。

ロンドンのFTSE100種株価指数では、1146GMTまでにモンディ株が8%急騰し、DSスミスは11%下落した。モンディは、取引は「株主にとって最善の利益にはならない」と述べた。

DSスミスの株価は、モンディが2月上旬((link))に初めてグループ買収への関心を明らかにして以来45%以上上昇し、3月には51億4000万ポンドと評価される全株式取引で基本合意に達していた。

インターナショナル・ペーパーは先月末、欧州でのプレゼンスを拡大し、製紙業界の再編が進む中、売上高で世界トップの製紙会社としての地位を固めようと、より高額の対抗入札を行った。

米国を拠点とするインターナショナル・ペーパーは、取引の一環として、モンディやスマーフィット・カッパ SK3Iに続き、統合グループの株式のロンドンでの流通上場を目指すと発表した。

昨年末、アイルランドのスマーフィット・カッパは、110億ドルで米国のライバル、ウェストロック WRKを買収することで合意した。

北欧と南欧を最大の市場としているインターナショナル・ペーパーとDSスミスとの取引は、株主と規制当局の承認を経て、今年第4四半期に完了する見込みだ。

(1ドル=0.8046ポンド)

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