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MSCI、インデックス商品の需要増で第1四半期の利益急増

MSCI MSCIの第1四半期利益は火曜日、米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ幅縮小の可能性がボラティリティに火をつける中、同社のインデックス商品や分析サービスに対する旺盛な需要により増加した。

MSCIのような企業は、投資家がポートフォリオのリバランスやリスクヘッジを急ぐ中、市場の変動から利益を得ている。

インデックス部門の定期契約(顧客がMSCIの商品を一定期間利用するために定期的に料金を支払う契約)は、主に時価総額加重型およびカスタム・インデックス商品と特別パッケージの好調な伸びにより、8%増の2億1300万ドルとなった。

同部門の資産運用報酬は約13%増の1億5,030万ドルとなった。

ヘンリー・A・フェルナンデス最高経営責任者(CEO)は、「MSCIリンク・インデックス商品のAUM残高が過去最高を記録したことが、資産運用報酬の大幅増収を牽引した」と述べた。

グローバル・インデックス・プロバイダーであるMSCIは、多様なグローバル市場の評価と投資に役立つ情報、データ、ツールのサブスクリプションも顧客に提供している。

MSCIのESGおよび気候変動部門は、3月31日に終了した3ヵ月間に営業収益が16%急増した。

一方、アナリティクスの新規売上高は、営業収益が12%近く増加し、同部門の第1四半期としては過去10年間で最高となった。

一過性の費用を除いたMSCIの第1四半期の1株当たり利益は3.52ドルで、前年同期の3.14ドルから増加した。

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