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ロッキード・マーチン、防衛需要の好調で売上高増加

米兵器メーカーのロッキード・マーチン LMTは24日、地政学的緊張の高まりから一部の国が国防支出を増やし、新兵器への需要が高まっているとして、第1四半期の売上高が14%近く増加したと発表した。

ミサイル・火器管制部門の売上高は25.3%増の約30億ドルで、ウクライナがロシアとの紛争で使用している主要兵器である高機動砲兵ロケットシステム(HIMARS) と誘導多連装ロケットシステム(GMLRS) の旺盛な需要に後押しされた。

F-35戦闘機を製造する同社最大の部門である航空事業の売上高は、9.2%増の68億5000万ドルだった。

ロッキード社のジム・タイクレットCEOは声明の中で、「この第1四半期決算は、1月に設定した通期の業績予想を達成する能力に対する自信を補強するものだ」と述べた。

ミサイル・メーカーは通期の見通しを再確認し、純売上高を685億ドルから700億ドル、一株当たり利益を25.65ドルから26.35ドルと予想した。

四半期の純売上高は、昨年の151億3000万ドルから172億ドルに増加した。

ロッキードの業績は、兵器セクターの木鐸として見られている。ノースロップ・グラマン NOCとゼネラル・ダイナミクス GDは今週後半に四半期決算を発表する予定。

しかし、3月31日に終了した四半期の純利益は、労働とサプライチェーンの課題からくるコスト増により、前年同期の16億9000万ドル(1株当たり6.61ドル)に対し、15億5000万ドル(1株当たり6.39ドル)に減少した。

先週、米ミサイル防衛局は、ロッキード社が大陸間弾道ミサイル攻撃から米国を防衛するための次世代迎撃ミサイルを開発するため、170億ドルの契約((link))を獲得したと発表した。

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