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マテル社、コスト削減が奏功し四半期損失は予想より縮小

キーポイント:
  • 通期の売上・利益予想を再確認
  • 最高経営責任者(CEO)、「今年度は順調なスタートを切った」と語る
  • 第1四半期純損益は予想12セント/週に対し5セント/週の赤字
  • 第1四半期売上高は予想8億3,180万ドルに対し8,095万ドル

マテル MATは火曜日、第1四半期の損失を予想より小さく計上した。

玩具メーカーは、2026年までに2億ドルの節約を達成する努力の一環として、収益性の低いブランドからの撤退、アメリカン・ガールの事業部門の統合、サプライチェーンの合理化を計画している。

同社株は、時間外取引で利益と損失の間を揺れ動いた。最終的には1.6%上昇した。

「利益率が大幅に拡大し、フリー・キャッシュ・フローが大幅に改善したことで、今期は幸先の良いスタートを切ることができた」と、イノン・クライツCEOはロイターのインタビューに答えた。

マテル社の第1四半期の売上総利益率は8%ポイント上昇し48%となったが、これは投入コストの緩和や在庫管理費用の減少も一因である。

小売店の在庫水準は、年初に高水準の在庫を抱えた後、四半期末には1桁台後半に減少した。小売在庫は現在、適切な水準にある、と同社は述べた。

「Emarketerのアナリスト、ザック・スタンボー氏は、「売上総利益率の大幅な拡大は、コスト削減の取り組みが功を奏している明らかな証拠である。

通期の売上高と利益の見通しを再確認した同社は、2月に (link)、2024年の玩具業界は落ち込むが、その速度は2023年よりも遅くなると予想している。

クレイツ氏は、売上高は減少傾向にあるものの、消費者の需要動向は四半期中に改善傾向にあると述べた。

マテル社の業績は、業界全体の自信を示す良い兆しだ、と『トイ・ブック』編集長のジェームス・ザーン氏は語った。

ライバルのハズブロ HASも水曜日に第1四半期決算を発表する予定だが、コスト削減のために従業員 (link) を削減している。

LSEGのデータでは、マテル社の第1四半期の売上高は8億950万ドルで、予想の8億3180万ドルを下回った。

北米セグメントの売上高は、前年同期の27%減に対し、恒常為替レートベースでは2%増だった。

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