米防衛企業テレダイン、売上低迷で2024年の利益予想を下方修正

米防衛関連企業のテレダイン・テクノロジーズ TDYは22日、画像処理事業と計測器事業の売上不振で第1四半期の予想を下回った後、年間利益予想を下方修正した。

デジタル画像センサーや海洋用途の計測機器を製造するテレダインは、2024年の調整後利益を1株当たり19.25～19.45ドルと予想し、前回予想の20.35～20.68ドルから引き下げた。

カリフォルニア州に本社を置く同社は、テスト・計測を含む産業用オートメーション市場の売上高が第1四半期に計画以上に伸び悩んだと述べた。

テレダイン社のロバート・メヘラビアン会長は、「これらの製品群の通年売上高は、2024年には大幅に減少すると予想している」と述べた。

2023年の売上高全体の56％を占めるデジタルイメージング部門の売上高は前年比4.1％減少した。

しかし、2023年の売上高全体の13％を占める航空宇宙・防衛エレクトロニクス部門の売上高は、販売改善により前年比10.4％増加した。

LSEGのデータによると、第1四半期の調整後利益は1株当たり4.55ドルで、アナリスト予想の4.63ドルを下回った。

四半期の売上高は13億5000万ドルで、予想の13億9000万ドルを下回った。