エアバス、第1四半期は増産コストが重荷となるもA350の生産目標を上方修正

エアバス AIRは、第1四半期の営業利益とキャッシュフローが予想を下回った。

世界最大の航空機メーカーであるエアバスはまた、長距離路線用ジェット機の需要が回復する中、ワイドボディ機A350の生産目標を2028年に月12機とすることも発表した。

エアバスの調整後営業利益は5億7,700万ユーロ（(6億1,837万ドル）)、前年比25％減、売上高は128億3,000万 ユーロ、 フリーキャッシュフローは18億ユーロとなった。同社がまとめた調査によると、アナリストの平均予想は営業利益7億8900万ユーロ、支出13億ユーロだった。

(link) サプライチェーンがボトルネックの克服に苦戦し、既存の航空機の一部がメンテナンスの遅れで着陸したままであり、ライバルのボーイング (link)、危機的状況に陥っている (link)。

「エアバスのギヨーム・フォーリーCEOは決算発表の中で、「地政学的な緊張とサプライチェーンの緊張は続いている。

業界筋によると、エアバスは、2026年にナローボディのA320neoファミリーを月75機生産するという中核産業の目標に向けて前進 しており、今日の未発表レベルから約50％増加すると述べた。

エアバスの財務責任者が今月 ロイターに語ったところによると、この増産に備え、エアバスは先行投資を行っている。

業界筋は以前、第1四半期中の民間事業の支出は予算を超過していると述べている。

エアバスは、A350ワイドボディ・ジェット機の生産を2028年に月12機まで増やすと発表した。現在の目標は2026年に月産10機。A330は今年も月産4機を目標としている。

パンデミック（世界的大流行）に伴う旧型機の退役が相次ぎ、大型長距離路線用ジェット機が低迷していた時期が終わりを告げたことで、ワイドボディ機の販売台数は増加している。

(ドル＝0.9331ユーロ)