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ウエスタンデジタル、クラウドコンピューティング顧客からの需要で利益予想を上回る

ウェスタンデジタル WDCは木曜日、クラウドサービスプロバイダーからのデータストレージ製品に対する需要の急増に乗り、四半期収益と利益が予想を上回った。

この決算は、メモリチップの需要が改善していることを示す最新の兆候である。ライバルのマイクロン・テクノロジー MUやサムスン電子 005930の決算も、深刻な不況の後に半導体価格の回復を示した。

ウエスタンデジタルのデビッド・ゲッケラー最高経営責任者(CEO)は、「ウエスタンデジタルの潜在能力をフルに引き出す初期段階にあり、業界の需給が改善し続ける中、設備投資に関して規律を保っていく」と述べた。

ゲッケラーCEOは、2024年後半に予定されている従来のハードディスク・ドライブ部門からの分離後、同社のフラッシュメモリー事業を率いることになる。

ウエスタンデジタルの発表によると、3月29日に終了した3ヵ月間の売上高は23%増の34億6000万ドルで、LSEG予想の33億6000万ドルを上回った。調整後の1株当たり利益も63セントと予想の21セントを上回った。

クラウド市場からの収入は、データセンターで使用されるメモリー製品の出荷増と単価の上昇により、29%増の15億5,000万ドルとなった。

ウエスタンデジタルの今四半期の売上高は、アナリスト予想の36億9000万ドルと同じ36億〜38億ドルになると予想した。

同社の株価は、取引時間の延長で約1%下落した。

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