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ホットストック:キーエンスが一時6%超高、欧米需要が中国の減速を相殺

キーエンス 6861が大幅に反発し、前営業日比6.89%高の6万9030円で高値をつけた。同社は25日に決算を発表。通期予想は非開示としているものの、2024年3月期の実績値が市場予想を上回ったことなどが好感されている。

24年3月期の連結純利益は前年比1.8%増の3696億円と、3年連続で過去最高を更新した。欧州や北米を中心にファクトリーオートメーション(FA)が好調だった。「中国比率が高いので景気減速の影響を受けるとされていたが、欧米が伸びており相殺されている」(国内証券アナリスト)といい、軟調な決算を予想していた短期筋のショートカバー(空売りの買い戻し)が株価を押し上げているという。

24年3月期の営業利益は同0.8%減の4950億円だった。国内やアジアでは弱さが見えたものの、欧米の設備投資が底堅く推移し、前年からほぼ横ばいだった。

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