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エーオン、米リテール・ブローカー事業の不振で利益が予想を下回る

エーオン AONの第1四半期の利益は、米国のリテール・ブローカー事業の不振により、金曜日に予想を下回り 、同社の株価は約9%下落した。

TDコーウェンのアナリストは、EMEA(欧州・中東・アフリカ)、アジア、太平洋地域の堅調な伸びを背景に同社のリテール・ブローカー事業の収益は増加したものの、米国の業績は、新規契約の減少や外部資本市場活動の継続的な影響によるプレッシャーに直面したと、メモの中で述べている。

ダブリンに本社を置く保険ブローカーの株価は280ドルまで急落し、現在の損失が続けば17ヶ月ぶりの安値をつける勢いである。

LSEGのデータによると、一時的な費用を除いた一株当たり利益は5.66ドルで、アナリストの平均予想5.91ドルを下回った。

それでも 3月期第1四半期の受取 利息は 6倍近い2800万ドルに増加したが、これは主にNFP買収資金に充当された50億ドルの債券投資に対する受取利息によるものである。

エーオンは昨年、保険ブローカー、ウェルス・マネジメント、退職年金アドバイザリーといった急成長中の中間市場セグメントを開拓するため、 (link)、株式非公開のNFPを約134億ドルで買収することで合意した。

その結果、3月31日に終了した3ヵ月間に400万ドルの統合費用が発生した。

受託投資収益は、前年同期の5,200万ドルから当四半期は7,900万ドルに増加した。これらの資金は通常、保険契約者に代わって保有されており、受託者は顧客の最善の利益のために資金を管理する法的義務を負っている。

米連邦準備制度理事会(FRB)の長期金利上昇環境は、このような企業がファンドや投資からより高い収入を得るのに役立っている。

先週、同業のマーシュ・アンド・マクレナン MMCも (link)、受託者の金利収入が34%増の1億2200万ドルとなり、第1四半期の利益は予想を上回った。

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