GameStopは再び活況を呈するかもしれないが、単なる反響に過ぎない可能性が高い
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ゲー ムストップが再び活況を呈しているが、単なる反響に過ぎない可能性が高い
ミーム株が復活した。
データトレック・リサーチの共同創設者ニコラス・コラス氏は、ゲームストップ GMEが息を吹き返したと指摘している (link)。2021年にオンライン投稿でゲームストップ株の取引熱狂の火付け役となったソーシャルメディアの金融インフルエンサー "轟音キティ "が、3年間の活動休止を経てX.comに復帰 (link)。
"このアカウントはGameStopの悪質なショートスクイーズを煽った。その年の1月に株価は1,500%以上上昇し、2月にはその上昇分のほとんどを取り戻したが、3月にはさらに500%上昇した。それ以来、2021年初頭に大騒ぎになったときと同じ1株10ドルの水準まで、蛇行しながら戻ってきた。
GMEが月曜日())にそうであったように、オープン時(()に大きく上昇した銘柄を空売りする場合、賢明なリスク管理とは、価格に関係なくポジションをクローズすることである。なぜなら、株価は最大でも100%下落するが、その何倍にも上昇する可能性があるからだ。
"轟音キティ "の突然の復活が、2021年のような米国株の新たな投機的局面の兆しなのかどうかについては、データトレックは環境が今とは異なると考えている。
「リテール・トレーダーは、株取引以外にすることがなく、ただ家でじっとしているわけではない。連邦政府は何兆ドルもの景気刺激策をばらまいたわけではない。今後数週間は、ミーム株の話題が増えるだろうが、3年前のような熱狂はない」とコラス氏は書いている。
DataTrekが言いたいのは、強気相場は常に行き過ぎを生むが、それが蔓延して初めて危険になるということだ。1990年代後半のドットコム株や2021年の投機的小型株などがその例だ。
したがって、今日のGMEをめぐる突然の慌ただしい動きは、たとえそれが "以前の市場の愚かさ "を思い起こさせるものであったとしても、単に正常なものだとコラスは考えている。
(テレンス・ガブリエル)
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