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米アルファベット、第1四半期は収益予想上回る 初の配当発表 

米グーグルの持ち株会社アルファベット GOOGは25日、自社株買いと初の配当を実施すると発表した。この日発表した第1・四半期決算は収益が市場予想を上回った。同社株は時間外取引で約16%上昇した。

配当は1株当たり0.20ドルで、自社株買いは最大700億ドル行う。

第1・四半期の売上高は、805億4000万ドルと市場予想(785億9000万ドル)を上回った。人工知能(AI)の導入拡大と安定的な広告支出を背景にクラウドサービスの需要が高まった。

1株当たり利益は1.89ドルで、市場予想の1.51ドルを上回った。

広告売上高は13%増の617億ドルだった。市場予想は602億ドルだった。グーグル・クラウドの売上高は28%増加した。

設備投資は前年比91%増の120億ドルだった。ガベリ・ファンズのポートフォリオマネージャー、ハンナ・ハワード氏は、予想より高い数字だったと指摘した。

ただ、ルース・ポラット最高財務責任者(CFO)はアナリスト電話会議で、AI製品開発で設備投資は年内この水準もしくはそれ以上になるとの見通しを示した。

一方、2024年の営業利益率は前年水準を上回ると述べた。

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