‘timeframe’ の設定を変更しましたが、インジケーターに ‘Ø’ が表示されます
一部のTradingViewインジケーターには、MTF機能を有効にする ‘timeframe’ の設定があります。この設定により、現在チャートの時間足とは異なる時間足でインジケーターを計算することができます。MTF機能の詳細については、ヘルプセンターをご覧ください。
'timeframe' がチャート上の時間足よりも大きい時間足に設定され、"Wait for timeframe closes" がオンになっていると、インジケーターが行うプロットは数値ではなく、ほぼすべてのバーで Ø になります。これを実際に見るには、1分足チャートを開いて、5分足のデータに基づいて算出された移動平均線 (MA) を追加してみましょう。次のように表示されます:
左上部分で確認できるように、MAのインジケーターには数値ではなく Ø が表示されます。なぜこうしたことが起こるのでしょうか?
インジケーターが5分足のデータを要求すると、5分毎に1つのMA値を取得します。一方チャートでは、この場合1分ごとに1本のバーが形成されますので、チャート自体のデータはインジケーターの5倍です。つまり、5つのバーに対してMA値は1つのみとなります。
この場合インジケーターを描画するために、バーに対して5本毎にMA値を配置してそれらを直線で接続します。最終的に、5本毎のバーにMA値が関連付けられて比較的スムーズなMAが得られますが、その間にあるバーにはすべて値がないため、代わりに Ø が表示されます。
設定でインジケーターのスタイルを「区切り付きライン」に変更すると、実際の値がどこにあるかを確認することができます。このスタイルの場合、値は線で結ばれなくなります。
リアルタイムデータでは、インジケーターに設定した時間足で最後にクローズしたバーまでがそのインジケーターの描画範囲になります。この例では、インジケーターの基準となる5分足のバーがまだクローズしていないため、MAの値はチャートのバーより1〜4本遅れます。5分足のバーがクローズすると新しい値が即座に表示されます。このような現象が5分に1回発生することになります。