配当のデータを調整するには
配当とは、株主が保有する株式の量と種類に応じて、企業の利益の一部を株主に分配することです。配当金は通常四半期ごとに支払われますが、まれに月ごとや年ごとに支払われるケースもあります。企業に配当金を支払う義務はなく、財政的に逼迫した場合、配当を取り消す場合もあります。
企業が配当金を支払うと、その企業の株価は支払われた金額によって減少します。そのお金が企業から株主に送られているためです。したがって、企業の帳簿上のキャッシュは配当金支払の前よりも減少しており、これが株価に反映されることになります。
そういうわけで、企業の価値は若干下がるかもしれませんが、株主の総リターンは配当金で支払われた額によって増加しているので、投資家にはさらに魅力的に映ります。
こうした配当の影響を可視化したいと考えるのであれば、配当金でスーパーチャート上のデータを調整することが必要になります。これはとりわけ長期投資をされている方に重要です。配当調整済みのチャートは、資産のトータルリターンを示しています。つまり、株価に支払われた配当金が追加されていることになります。
配当金の調整を有効にするには、スーパーチャートの設定に移動して「配当でデータを調整」のチェックボックスをオンにします。

この項目が見つからない場合は、現在表示している資産では価格の調整ができません。たとえば、ビットコインには企業が存在せず配当金もないため、配当金を調整することはできません。
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