利払日計算方式

利払日計算方式とは、債券の利払期間の日数を算出するために利用される計算方式のことで、債券保有者に支払われる利払額を決定するうえで重要です。債券によっては、利払日間の計算に異なる日数変換が適用される場合があります。

日数計算方式

入力データ:

30/360方式

この種の計算方式では、1ヶ月は30日、1年は365日と仮定し、それに各自の方式に従った調整が適用されます。

日数計算式:

((Y2-Y1)·360 + (M2-M1)·30 + (D2-D1))/360

方式
調整
30/360
  • D1=31 の場合 D1=30
  • D2=31 で D1>29 の場合 D2=30
30/360 ドイツ
  • D1=31 の場合 D1=30
  • D2=31 で D1>29 の場合 D2=30
30E/360
30/360S ドイツ
  • D1=31 の場合 D1=30
  • D2=31 の場合 D2=30

実日数方式

この種の計算方式では、2つの日付間の実日数が計算に利用されます。ここでは、1年の日数の扱いとうるう年の処理が異なります。

方式
計算式
ACT/360
ACT/364
ACT/365
調整を適用しない2つの日付間の実日数を各自基準とする1年の日数 (360、364、365) で割って算出します:

(終了日 - 開始日) / 1年の日数
各意味:
  • 1年の日数 = ACT/360は360日
  • 1年の日数 = ACT/364は364日
  • 1年の日数 = ACT/365は365日
ACT/ACT (ISDA)
ACT/ACT 
うるう年の日数と、平年の日数を別々に計算して日数計算します。

うるう年の日数 / 366 + 平年の日数 / 365
各意味:
  • うるう年の日数とは、その期間内でうるう年に該当する日数のことです。
  • 平年の日数とは、その期間内で平年に該当する日数のことです。

ACT/365 JPG
この方式では、うるう日 (2月29日) の日数をその期間内の他の日数とは別に扱うことでうるう日を考慮します。

うるう日 / 366 + (終了日 - 開始日 - うるう日) / 365
各意味:
  • うるう日 (2月29日) とは、その期間内の2月29日の日数ことです。
  • 残り期間は、通常の日付として扱われ、365日で割って算出されます。
ACT/ACT (AFB)この方式では、経過年数と残実日数に分けて日数計算しますが、うるう年 (2月29日を含む) かどうかに応じて調整されます。

経過年数 + 残実日数 / 1年の日数
各意味:
  • 経過年数とは、終了日から遡って数えた経過した年数のことです。
  • 残実日数とは、経過年数を差し引いた終了日から開始日までの残日数のことです。
  • 1年の日数とは以下です:
    1)残日数に2月29日が含まれる場合、1年の日数 = 366 (うるう年)
    2) それ以外の場合、1年の日数 = 365 (平年)

その他の方式

方式計算式
30/365((Y2-Y1)·365 + (M2-M1)·30 + (D2-D1))/365
  • D1=31 の場合 D1=30 に変換
  • D2=31 と (D1=30または31) の場合 D2=30 に変換
NL/365この方式では、うるう日(2月29日)を無視して、うるう年の場合でも各年の日数を365日と仮定して日数計算します。
終了日 - 開始日 - うるう日 / 365
各意味: 
  • うるう日 (2月29日) とは、その期間内の2月29日の日数のことです。
BUS/252主に金融市場におけるブラジルの営業日に基づいて日数計算します。この方式では、1年の営業日と252日と仮定します。
実営業日 / 252
各意味:
  • 実営業日とは、ブラジルの営業カレンダー日に基づいた、開始日から終了日の営業日数のことです。